第 579 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成27年10月11日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
579-01 宵闇や街のネオンの深みゆく 鶴子 1 泥亀
579-02 湿原の夕陽に染まる赤とんぼ 鶴子 2 クリトン・中ちゃん
579-03 滑走路下弦の月が低く出る 5 香苗・太津治・中ちゃん・ヤチ代・未貴
579-04 秋雨や心だんだん開きだす -
579-05 秋晴や十字路五叉路交ざる街 中ちゃん 1 ヤチ代
579-06 朝寒の茶碗昨日の飲み残し -
579-07 曼珠沙華すとんとダリの髭が溶け -
579-08 木の実落ち跳ね飛ぶ歩道子ら駆ける -
579-09 黍畑呼べども母は振り向かず 香苗 3 流・太津治・こひつじ
579-10 曼珠沙華群れねば真つ赤なほ孤独 未貴 2 クリトン・泥亀
579-11 赤まんま傍に落ちてるラムネ菓子 こひつじ 1 鶴子
579-12 鉄橋の褪せて且つ散る紅葉哉 -
579-13 ご家族のひとりひとりに秋の空 -
579-14 爽やかや木立を抜ける神楽笛 泥亀 2 中ちゃん・こひつじ
579-15 十字路の地蔵の脇の野菊かな クリトン 3 流・こひつじ・未貴
579-16 つづれさせ心のすき間満たしけり 泥亀 1 亜紀
579-17 シャッターを響かせられつ稲架を組む クリトン 1
579-18 団栗の独楽皆違ひ皆回る ヤチ代 3 太津治・中ちゃん・未貴
579-19 絵手紙を描きし林檎かじりけり ヤチ代 4 香苗・太津治・こひつじ・亜紀
579-20 生徒らのピラミッド建つ運動会 中ちゃん 1 クリトン
579-21 小笠原よりのレモンの青青し ヤチ代 1 亜紀
579-22 仲秋の月煌々の駐機場 1 クリトン
579-23 洗はれて莢のめりはり落花生 -
579-24 虫の声夜ごと夜ごとに弱りゆく 1 鶴子
579-25 四隅まで磨かれてをり秋の空 亜紀 4 香苗・太津治・クリトン・越冬こあら
579-26 洋梨の愛らしさ刃を躊躇ひぬ 未貴 1 越冬こあら
579-27 行く秋と二番ホームですれ違ふ 太津治 8 香苗・流・こひつじ・越冬こあら・亜紀・鶴子・未貴・泥亀
579-28 長き腕月の窓から抱きしめて -
579-29 喝采のなきエピローグ残る虫 太津治 1 鶴子
579-30 坂多き町を走りて草紅葉 亜紀 1 ヤチ代
579-31 はや紅葉なすひとところ名なき山 中ちゃん 1 泥亀
579-32 キャラバンの蝶々結び濃竜胆 -
579-33 火の恋し無音となりしサスペンス 亜紀 2 鶴子・泥亀
579-34 艶っぽく喋る愁思の家電かな こひつじ 5 香苗・流・ヤチ代・越冬こあら・亜紀
579-35 新米の入荷の知らせ貰ひけり こひつじ 3 中ちゃん・ヤチ代・未貴
579-36 うすもみぢ風にいろあり深大寺 鶴子 1 越冬こあら
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