第 580 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成27年10月25日
兼題:「初時雨」、「口切」、「ホーム」 ※「ホーム」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
580-01 しなやかにじゃのめ傘手に初時雨 鶴子 1 泥亀
580-02 立冬のホームに立ちて文庫本 越冬こあら 1 こひつじ
580-03 短日のホームで受くる陽射しかな 香苗 1 こひつじ
580-04 下りホ−ム「又ね」と別れ秋の暮 鶴子 1 泥亀
580-05 口切や緋の紐解ける師のうなじ 香苗 1 中ちゃん
580-06 行き先はホームで決める秋の旅 こひつじ 5 香苗・中ちゃん・ヤチ代・越冬こあら・クリトン
580-07 口切や国宝如庵の価値知らず 中ちゃん 2 香苗・こひつじ
580-08 屋根なしのホームを秋の風渡る -
580-09 口切や息子の嫁の点前かな 1 クリトン
580-10 揺り椅子を南に向けし初時雨 ヤチ代 1 香苗
580-11 口切や蓮如の堂に灯のともる 泥亀 1 亜紀
580-12 口切の香の豊かさや十七茶 -
580-13 口切の江戸茶引き立つ半襟ぞ -
580-14 踏み石の下駄濡らしをり初時雨 5 中ちゃん・ヤチ代・クリトン・こひつじ・泥亀
580-15 晩秋のベンチに独り駅ホーム 未貴 1 鶴子
580-16 ホーム端カメラマン立ち秋の風 -
580-17 口切を知らずゆっくり番茶かな -
580-18 単線のホームを覆ふ枯芙蓉 ヤチ代 2 越冬こあら・未貴
580-19 杉木立続く石段初しぐれ 亜紀 4 香苗・中ちゃん・越冬こあら・未貴
580-20 口切や笹のそよぎを身ほとりに 未貴 1 亜紀
580-21 晩秋の介護ホームに灯がともる 泥亀 1 鶴子
580-22 口切や手作り餡の菓子添へて こひつじ 3 香苗・中ちゃん・クリトン
580-23 地下鉄や地上暮れをり初しぐれ 1
580-24 来ぬ人は永久に追放初時雨 香苗 2 ヤチ代・鶴子
580-25 初時雨結ばれる糸切れる糸 越冬こあら 2 流・未貴
580-26 口切やふつくら並ぶ亥の子餅 亜紀 1 越冬こあら
580-27 口切や声音四角い御正客 越冬こあら 1 亜紀
580-28 擬宝珠(ギボウシュ)の光る唐橋初時雨 泥亀 4 流・ヤチ代・クリトン・未貴
580-29 ホームより電車が去つて秋残り 中ちゃん 1
580-30 ホームセンターまでのお使い柿の秋 亜紀 2 鶴子・こひつじ
580-31 初時雨時刻通りのバスに乗り こひつじ 7 流・亜紀・ヤチ代・越冬こあら・鶴子・未貴・泥亀
580-32 図書館を出れば墓地なり初時雨 未貴 2 亜紀・泥亀
580-33 ワイパーのスイッチを入れ初時雨 -
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