第 582 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成27年11月22日
兼題:「冬暖」(ふゆあたたか)、「茶の花」、「五体」 ※「五体」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
582-01 冬の朝五体揃へど動かざる 太津治 2 流・こひつじ
582-02 冬の朝五体揃って朝寝坊 -
582-03 日溜まりに眠る猫をり冬ぬくし 鶴子 2 越冬こあら・泥亀
582-04 茶の花やちからを抜きし富士の裾 未貴 1 太津治
582-05 味噌汁の湯気たつぷりと冬あたたか 亜紀 1 越冬こあら
582-06 茶の花やひじ掛け椅子に手を置きて 亜紀 1 クリトン
582-07 猿山の子猿はしやぎて冬ぬくし ヤチ代 1
582-08 茶の花の続く山並み高速路 クリトン 4 流・太津治・鶴子・未貴
582-09 廃校に囀る雀冬ぬくし クリトン 1
582-10 釣果なき背に暖かき冬憩ふ 太津治 2 こひつじ・中ちゃん
582-11 捨てられたマネキン五体時雨来る 4 太津治・ヤチ代・中ちゃん・未貴
582-12 身の丈の幸せ咲かす茶の梢 太津治 1 泥亀
582-13 生家へと冬暖かな上り坂 6 太津治・こひつじ・中ちゃん・越冬こあら・亜紀・未貴
582-14 くたびれし五体むち打ち紅葉山 -
582-15 白富士の冬あたたかな裾野かな -
582-16 茶の花や仏陀崇める国数多 越冬こあら 1 ヤチ代
582-17 露天湯に五体延ばして雪見なり 中ちゃん 2 こひつじ・鶴子
582-18 武蔵野台地畦道の茶が咲けり -
582-19 茶の花や生きてるうちに母に会ふ こひつじ 1 泥亀
582-20 茶の花や教会のベル響きをり -
582-21 冬暖か猫も杓子も犬連れて 越冬こあら 1 中ちゃん
582-22 小春日の五体弾ませトランポリン 亜紀 3 ヤチ代・鶴子・未貴
582-23 茶の花に滴残れる雨上がり 1 未貴
582-24 目に紅葉五体にワイン流し込む こひつじ 1 太津治
582-25 冬ぬくし隣りの犬が我が庭に 中ちゃん 5 流・ヤチ代・鶴子・クリトン・亜紀
582-26 茶の花の陰に師の句碑確かむる 中ちゃん 1 クリトン
582-27 ねんねこの窮屈さうな五体かな -
582-28 冬の虹誰か呼びたくなる五体 -
582-29 万物の足の過行く冬暖か 泥亀 2 越冬こあら・亜紀
582-30 茶が咲いて見え隠れする背負籠 泥亀 2 クリトン・亜紀
582-31 寒稽古の五体鍛える力士かな 鶴子 1 泥亀
582-32 冬暖か雑木林にひかり射す -
582-33 やはらかく五体の沈む干蒲団 未貴 8 ヤチ代・こひつじ・鶴子・クリトン・中ちゃん・越冬こあら・亜紀・泥亀
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