第 583 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成27年12月6日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
583-01 凩やこの街いつか来たやうな 中ちゃん 4 亜紀・ヤチ代・クリトン・未貴
583-02 息子似の祖父の若き日インパネス ヤチ代 1
583-03 野兎が思いに耽る枯野かな 1 鶴子
583-04 映画観て小説読んで漱石忌 ヤチ代 1 こひつじ
583-05 鞄より取り出す眼鏡冬ぬくし 亜紀 6 中ちゃん・こひつじ・鶴子・クリトン・泥亀・越冬こあら
583-06 冬の瓶肩を寄せ合う台所 越冬こあら 3 太津治・中ちゃん・泥亀
583-07 日向ぼこ陰さす雲よ早く行け -
583-08 冬晴れのゆくて無類の笑顔かな -
583-09 学生ら去つて落葉のさざめける 中ちゃん 3 太津治・亜紀・未貴
583-10 冬ぬくし手描きの地図に歩を重ね 未貴 4 太津治・亜紀・ヤチ代・泥亀
583-11 極月や薬缶の笛のせはしなさ 鶴子 4 流・クリトン・泥亀・未貴
583-12 校庭の小さき竜巻冬休 ヤチ代 2 流・中ちゃん
583-13 数へ日や数ふる度の忘れ物 太津治 2 ヤチ代・未貴
583-14 注射する老医師の背に冬の蜂 鶴子 3 流・中ちゃん・こひつじ
583-15 日向より戻り手探り歩きの子 -
583-16 着膨れしまま格調に遠くをり 未貴 2 太津治・越冬こあら
583-17 肩すくめ坂道下る冬の朝 1 越冬こあら
583-18 いつまでも起こしてくれぬ布団かな -
583-19 ひとこゑの一角仕切る冬鴉 未貴 2 鶴子・クリトン
583-20 葱鮪鍋彼奴の名前何だった -
583-21 ファンデーション薄ら付きしマスクかな こひつじ 1
583-22 道々に繰る詫び台詞雪もよひ 太津治 1 越冬こあら
583-23 幾度も汽笛吸い込む冬紅葉 泥亀 1 鶴子
583-24 親指に朱肉冷たき十二月 越冬こあら 4 太津治・亜紀・中ちゃん・こひつじ
583-25 初氷なぞなぞ遊びの通ふ路 太津治 2 こひつじ・ヤチ代
583-26 雑炊や言葉の剣を聞き流し -
583-27 冬空や犬が水飲む水溜り -
583-28 屏風建て暮の準備の始めとし -
583-29 冬うららゆっくり午後の動き出す 泥亀 3 亜紀・クリトン・越冬こあら
583-30 小春日や後部座席に眠くなり -
583-31 高齢の実地運転冬の汗 鶴子 2 ヤチ代・泥亀
583-32 メトロノームに追ひかけられて日短か 亜紀 2 鶴子・未貴
583-33 竹馬を作れば遊ぶ園児たち -
[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]