第 588 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成28年2月14日
兼題:「針供養」、「若布」、「人」 ※「人」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
588-01 ひとり見る二人暮らした去年の雪 -
588-02 こんにゃくにそっと突き刺し針供養 クリトン 1 鶴子
588-03 青い日と赤い日終わり若布汁 -
588-04 富士山のけふも快晴若布干す 亜紀 1 鶴子
588-05 春節やどちら向いても外国人 クリトン 2 こひつじ・鶴子
588-06 人声の闇に紛るる春疾風 亜紀 1 泥亀
588-07 人混みに酔ふ癖ありぬ山笑ふ こひつじ 3 太津治・亜紀・泥亀
588-08 しみじみと母の針箱針供養 鶴子 2 こひつじ・クリトン
588-09 若布干す日高の風に旨み増し こひつじ 3 太津治・ヤチ代・亜紀
588-10 形見てふ寂しい言葉針供養 こひつじ 2 ヤチ代・越冬こあら
588-11 人待ちの人は其々春の駅舎 越冬こあら 1 太津治
588-12 阿波の国灰干し若布を二包み クリトン 3 流・ヤチ代・亜紀
588-13 徒然に詩詠む人や春の虹 鶴子 1 クリトン
588-14 若人の膳にしなびた木の芽和 太津治 2 流・越冬こあら
588-15 髪質の似た叔母と姪針納め 越冬こあら 2 流・太津治
588-16 晴天の鳴門天然若布かな 泥亀 2 越冬こあら・亜紀
588-17 人屋根の文字のなだらか春の雨 ヤチ代 3 亜紀・こひつじ・鶴子
588-18 若布の香潮の岬の昼下がり 3 ヤチ代・越冬こあら・クリトン
588-19 春来る一人の旅の準備かな 泥亀 1 越冬こあら
588-20 早春の土手来る人の髪乱れ 2 太津治・泥亀
588-21 戻さるる若布たわたわたわたわと ヤチ代 2 クリトン・鶴子
588-22 御詠歌が流れる昼の針供養 -
588-23 塾生の集ひ乙女の針供養 -
588-24 宅配の潮の香りの若布かな 鶴子 3 ヤチ代・こひつじ・泥亀
588-25 畳屋の男衆混じる針供養 ヤチ代 3 流・こひつじ・クリトン
588-26 落人の一夜の帷枝垂れ梅 太津治 1 泥亀
588-27 風鳴りの止みし町並み針供養 亜紀 1
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