第 589 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成28年2月28日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
589-01 宙の眼の膨らむ花菜明りかな 泥亀 1 亜紀
589-02 二月尽あくびをひとつ飲み込んで 亜紀 1 こひつじ
589-03 ホームの燈ひとつ母の灯雪解星 -
589-04 春の夜の霊安室と産室と ヤチ代 3 こひつじ・未貴・亜紀
589-05 春暁やどつしり尖る屋敷林 未貴 2 クリトン・亜紀
589-06 梅開く昨日詠みたる句を忘れ こひつじ 2 鶴子・越冬こあら
589-07 初蝶の来る神宮の水時計 泥亀 1 太津治
589-08 休日の大新宿や春疾風 -
589-09 春雨やレインコートの青きこと 2 越冬こあら・クリトン
589-10 丹田の緩みし頃の春の雪 太津治 2 こひつじ・ヤチ代
589-11 春一番飛ばされまいぞ若雀 3 太津治・ヤチ代・クリトン
589-12 球を打つ老いのグループ春浅し クリトン 2 鶴子・泥亀
589-13 春雨を侮り裾を濡らしけり こひつじ 1 クリトン
589-14 さりげなく薺の花のゆれてをり 鶴子 1
589-15 春めきてへえほう言ひて読む句集 -
589-16 肌色は千差万別チューリップ 越冬こあら 1 泥亀
589-17 膝抱けばかさぶた近し春愁ひ 太津治 2 流・越冬こあら
589-18 パステルの自転車漕げば春の雪 太津治 2 流・こひつじ
589-19 店頭にけふも並べる盆梅よ -
589-20 蕗の薹祈るかたちに臙脂の葉 未貴 1 こひつじ
589-21 鉄路まつすぐ卒業の日の夕陽 亜紀 2 鶴子・未貴
589-22 ランニングシューズ新たに二月尽 ヤチ代 4 流・太津治・越冬こあら・泥亀
589-23 上り下り腰の疲れし梅見かな クリトン 1 ヤチ代
589-24 麗かな鳰の湖べり舫ひ舟 -
589-25 青麦の野を一輌の電車行く 4 鶴子・越冬こあら・クリトン・未貴
589-26 下校時の声近づき来ふきの薹 -
589-27 軋みつつ上がる遮断機春寒し こひつじ 7 流・鶴子・太津治・ヤチ代・未貴・亜紀・泥亀
589-28 公園の隅のブランコ錆びしまま クリトン 1 泥亀
589-29 春の夜の添い寝の犬の舌触り 越冬こあら 3 ヤチ代・未貴・亜紀
589-30 土竜塚しっとり濡れて雨水かな 鶴子 1 太津治
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