第 590 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成28年3月13日
兼題:「卒業」「摘草」「上」 ※「上」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
590-01 高音の鼻歌こぼれ草摘みぬ -
590-02 攫はれてなほ上りをる小鮎哉 太津治 2 鶴子・泥亀
590-03 草摘みの先へ先へと離(サカ)りゆく 未貴 1 亜紀
590-04 散りがたくパフェ囲みをり卒業子 未貴 3 流・太津治・こひつじ
590-05 真っ直ぐに前だけを見る卒業子 -
590-06 姉妹(あねいも)の卒業祝ふ笑み写真 -
590-07 摘草やしばらく空に身を反らす 泥亀 3 流・未貴・亜紀
590-08 校塔に輝く未来卒業す -
590-09 竹籠の摘草のみなよき匂ひ 亜紀 2 ヤチ代・泥亀
590-10 樋掃除梯子上れば春の雲 1 越冬こあら
590-11 船上のラストダンスや月朧 太津治 2 流・ヤチ代
590-12 摘草の花の名を問ふ孫とゐる -
590-13 春の宵極上と決め目指す店 越冬こあら 1 未貴
590-14 上野から始まるさくらさくらかな 亜紀 6 流・太津治・鶴子・ヤチ代・越冬こあら・泥亀
590-15 摘草の首輪付けたる猫に会い 1 越冬こあら
590-16 湯上りに瓶の牛乳春の暮 ヤチ代 4 流・太津治・こひつじ・未貴
590-17 卒業の机の傷を許しけり こひつじ 2 未貴・亜紀
590-18 ひとときのわらべとなるぬ土筆摘む 鶴子 2 こひつじ・泥亀
590-19 卒業の写真に数う鬼籍組 -
590-20 卒業歌歌ひ継がれてゆく世代 -
590-21 卒業やフランスパンの焼き上がる 泥亀 3 ヤチ代・越冬こあら・亜紀
590-22 野遊びや上着をぎゅっと腰に巻き こひつじ 1 未貴
590-23 白魚のしぶきも上げず透きとほり 未貴 2 鶴子・ヤチ代
590-24 摘草や道順だけが残る町 越冬こあら 2 太津治・こひつじ
590-25 春夕べ上がり框に母を待つ 太津治 1 鶴子
590-26 天上へ母の旅立ち糸桜 鶴子 3 太津治・こひつじ・越冬こあら
590-27 一人づつ夢を語りて卒業す ヤチ代 3 鶴子・泥亀・亜紀
[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]