第 591 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成28年3月27日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
591-01 月影を紡ぎて枝垂る桜哉 太津治 1 未貴
591-02 相槌にココアのかをり忘れ雪 太津治 3 流・越冬こあら・亜紀
591-03 朝の靴暫し止める若桜 越冬こあら 2 流・クリトン
591-04 囀りや聞き耳ずきんの絵本読み こひつじ 2 鶴子・泥亀
591-05 夫摘む庭のみつばのお吸物 ヤチ代 4 太津治・鶴子・クリトン・泥亀
591-06 茅葺きの歳月ほぐれ花の雨 未貴 3 太津治・亜紀・泥亀
591-07 やれやれとソメイヨシノに満月かな -
591-08 くづしたる正座正して桜冷 亜紀 3 ヤチ代・未貴・中ちゃん
591-09 井の頭公園の猿春の昼 亜紀 1 越冬こあら
591-10 春の夢どんぶらこっこお葬式 越冬こあら 2 ヤチ代・鶴子
591-11 風光る窓の大きなレストラン 亜紀 4 流・ヤチ代・越冬こあら・クリトン
591-12 よそ向いて頭をぺこり入学子 -
591-13 囀や躓かぬやう歩きをり -
591-14 振り向けば弥生のひかり忘れ潮 未貴 1 泥亀
591-15 お中日寺への道の仏具店 クリトン 2 流・中ちゃん
591-16 人のなき庭にも白き雪柳 -
591-17 明日は引く鴨の続きの闇に寝る 泥亀 4 鶴子・未貴・亜紀・中ちゃん
591-18 雨音と六時の時報春の朝 鶴子 2 太津治・中ちゃん
591-19 初ざくら稚児行列に加われり -
591-20 学園に早や人をらず落花急 -
591-21 死に様は三者三様花見酒 越冬こあら 3 太津治・こひつじ・鶴子
591-22 バス降りてリュックの子らと春の山 クリトン 1 こひつじ
591-23 城へ歩(ほ)す語りし末の花疲れ -
591-24 野仏も震えてござる寒戻り 2 ヤチ代・泥亀
591-25 チューリップ木靴思うて鳴らす路 太津治 1 未貴
591-26 野に行かん家に春寒閉じ込めて 泥亀 2 ヤチ代・こひつじ
591-27 糸竹の奏でるゆふべ春の月 鶴子 3 流・未貴・亜紀
591-28 往き来せし書簡の嵩や風光る 未貴 3 こひつじ・越冬こあら・亜紀
591-29 花筏渦なせるまま下りをり 中ちゃん 2 太津治・クリトン
591-30 ぶらんこを見入るベンチの魔法瓶 泥亀 2 越冬こあら・中ちゃん
591-31 庶民派の実力女優芝桜 ヤチ代 1 こひつじ
591-32 卒業やランドセルさんご苦労さん -
591-33 花冷えに巡る杯速さ増し 1 クリトン
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