第 592 回 Q L D 句 会 録

開句日:開句より平成28年4月14日(木
兼題:「春昼」、「沈丁花」、「引」。「引」は無期兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
592-01 満ち引きの運河に連ね春灯 未貴 3 流・ヤチ代・泥亀
592-02 幼子や親の手を引き入園す -
592-03 勝手口回れば香る沈丁花 3 太津治・越冬こあら・未貴
592-04 磨かれし匂ひや雨後の沈丁花 未貴 1 太津治
592-05 うどん屋を出て春昼の歩道かな 2 越冬こあら・泥亀
592-06 花曇引きが頼りの四暗刻 越冬こあら 1 太津治
592-07 沈丁花無住の家に香りをり クリトン 1 未貴
592-08 遠足の引率教師まだ娘 中ちゃん 1 泥亀
592-09 木戸のある隣の庭の沈丁花 越冬こあら 1 未貴
592-10 沈丁のくれなゐ哀し白哀し 太津治 1 越冬こあら
592-11 「ただいま」の声に匂へり沈丁花 ヤチ代 4 流・こひつじ・亜紀・クリトン
592-12 ローカルな駅舎まるごと沈丁花 -
592-13 春昼や嬌声消ゆる休園日 中ちゃん 1 クリトン
592-14 壊したるもの捨て難く春の昼 未貴 1 中ちゃん
592-15 粉のごと花弁こぼせる沈丁花 -
592-16 新卒の引率教師ピクニック 泥亀 1 クリトン
592-17 春昼やコツンと伏せる洗面器 越冬こあら 6 流・ヤチ代・太津治・こひつじ・亜紀・泥亀
592-18 大人びて来たる眼差し沈丁花 亜紀 1 ヤチ代
592-19 沈丁花ひとりの時を確保せり こひつじ 2 越冬こあら・亜紀
592-20 追へば逃げ引けば寄り来る紋黄蝶 こひつじ 1 中ちゃん
592-21 引退の女優好みし沈丁花 -
592-22 駅弁を車窓から買ふ春の昼 ヤチ代 4 流・太津治・こひつじ・クリトン
592-23 索引と似たる検索蝌蚪の紐 -
592-24 春昼の帽子のゴムの伸びてをり こひつじ 4 ヤチ代・亜紀・中ちゃん・未貴
592-25 傘さして巡る引田の雛祭り 2 亜紀・中ちゃん
592-26 春昼や野球放送ながれ来る クリトン 2 流・こひつじ
592-27 また同じ曲の流れて春の昼 亜紀 3 ヤチ代・越冬こあら・泥亀
592-28 引く袖に桜蘂降る別れ哉 -
592-29 稚児舞の肩の高さや沈丁花 太津治 2 中ちゃん・未貴
592-30 ベランダに雀遊ばせ春の昼 泥亀 2 こひつじ・クリトン
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