第 593 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成28年4月24日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
593-01 軽いもの集めて春の旅支度 越冬こあら 2 太津治・泥亀
593-02 おほいなる浅間嶺なりき松の花 -
593-03 夏近し海風孕む万国旗 亜紀 4 流・ヤチ代・太津治・未貴
593-04 地下街の端から端へ暮の春 亜紀 2 中ちゃん・こひつじ
593-05 ペン忘れ心もとなき日永かな 未貴 4 鶴子・太津治・亜紀・こひつじ
593-06 駆け抜けるサイクリストや竹の秋 3 鶴子・泥亀・クリトン
593-07 入り混じる屋台の匂ひ花の昼 未貴 1 ヤチ代
593-08 こんにやくの菓子の淡さや夏近し 未貴 2 中ちゃん・太津治
593-09 風速を測つてもをり鯉のぼり 中ちゃん 1 クリトン
593-10 船外機止めて音なしダムの春 2 未貴・クリトン
593-11 つめられぬ君とのあはひ苜蓿 太津治 2 中ちゃん・泥亀
593-12 囀やだんだん遠くなる記憶 泥亀 5 鶴子・ヤチ代・亜紀・こひつじ・越冬こあら
593-13 ふらここに三半規管ふらふらす -
593-14 指揮棒の上がる刹那や桜貝 越冬こあら 2 鶴子・亜紀
593-15 藤房に執する虻や城を背に -
593-16 前髪の伸びる速さよ麦の秋 亜紀 1 越冬こあら
593-17 足多きものと親しむ磯遊び 太津治 7 流・中ちゃん・ヤチ代・未貴・こひつじ・越冬こあら・クリトン
593-18 野仏も辟易顔のつつじかな -
593-19 蝶追ふ子蝶に追はれてをりにけり ヤチ代 2 鶴子・亜紀
593-20 春塵や雄岳雌岳を霞ませて -
593-21 春光と云ふも強すぎ影選ぶ -
593-22 塩胡椒振って仕上げる春パスタ -
593-23 蕗茹でて色濃く出でし蕗の灰汁 -
593-24 春の夜や小犬の座禅遺影みつむ -
593-25 筋書のない桜蕊降らしけり -
593-26 美容師の茶髪赤髪夏隣 ヤチ代 3 流・亜紀・泥亀
593-27 春の朝地震(ない)報道に言葉詰まり -
593-28 音を立て干さるるタオル落椿 ヤチ代 2 流・泥亀
593-29 強すぎず弱すぎず吹く石鹸玉 こひつじ 3 ヤチ代・未貴・クリトン
593-30 鎮魂の祷りよ届け遠霞 -
593-31 甲斐性なき人と眺むる春夕焼 太津治 4 流・未貴・こひつじ・越冬こあら
593-32 春眠や朝の番組ラジオより -
593-33 蘖や一年生も列の中 クリトン 3 中ちゃん・太津治・越冬こあら
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