第 594 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成28年5月8日
兼題:「花水木」、「夏めく」、「多」 ※「多」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
594-01 飛行機雲南へ靡き夏めきぬ -
594-02 初夏や忌日ひかへて雲多し 未貴 2 鶴子・越冬こあら
594-03 一木がここぞと咲けり花水木 2 鶴子・未貴
594-04 婚約の知らせ水木の花咲いて 泥亀 3 こひつじ・亜紀・中ちゃん
594-05 花水木女に生まれ半世紀 越冬こあら 5 クリトン・こひつじ・亜紀・泥亀・中ちゃん
594-06 多子家庭笑い声あり鯉のぼり -
594-07 夏めくや席替へすれば窓際に こひつじ 4 流・クリトン・ヤチ代・中ちゃん
594-08 夏めくやコーヒー残しバス停へ 中ちゃん 2 流・越冬こあら
594-09 ハナミズキ怒りは哀しみに変はり こひつじ 2 越冬こあら・未貴
594-10 花水木咲きし中古の家に居る 中ちゃん 3 未貴・亜紀・泥亀
594-11 薔薇もらふ数多の嘘を見抜きけり こひつじ 3 鶴子・ヤチ代・未貴
594-12 夏めきて砂場の軍手誰の物 ヤチ代 2 流・泥亀
594-13 夏めきて窓開け放つ喫茶店 クリトン 2 流・泥亀
594-14 多忙なる日々の合間のこどもの日 ヤチ代 1 越冬こあら
594-15 多数派となつてしまひしサングラス 亜紀 3 ヤチ代・越冬こあら・中ちゃん
594-16 遅刻せぬための疾走花水木 未貴 1 亜紀
594-17 夏めくとウィンナーワルツ聴く夕べ 泥亀 1
594-18 夏めくや手にたつぷりと化粧水 亜紀 3 クリトン・鶴子・こひつじ
594-19 涼風や鳩はいつでも多数決 -
594-20 朝風呂の窓に夏めく空広し 2 こひつじ・未貴
594-21 この家に三十年の花水木 クリトン 1 中ちゃん
594-22 履き替へる靴をしのばす夏兆す -
594-23 コンサートホールへ急ぐ花水木 亜紀 1 泥亀
594-24 見あぐれば月愛でてをり花水木 鶴子 1 クリトン
594-25 菖蒲湯の掃除菖蒲が多すぎる -
594-26 街路樹の花水木まだ二十年 -
594-27 谷流る風に数多の鯉のぼり クリトン 3 ヤチ代・こひつじ・亜紀
594-28 夏兆す石山寺の多宝塔 泥亀 2 クリトン・ヤチ代
594-29 空き家多き町吹き渡る若葉風 -
594-30 夏めきて右手は襟を煩がる 越冬こあら 1 鶴子
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