第 611 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成29年1月1日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
611-01 凍鶴の愚痴聴いてゐる飼育員 泥亀 2 流・鶴子
611-02 コツコツと杖を支へに初句会 鶴子 4 まぐのりあ・亜紀・こひつじ・未貴
611-03 境内の松葉漏れくる淑気かな 4 まぐのりあ・亜紀・未貴・鶴子
611-04 味噌味の雑煮は嫁の得意とか 中ちゃん 1 鶴子
611-05 行く年や思はず知らず反古の嵩 未貴 3 亜紀・太津治・クリトン
611-06 散らすものすべて散して枯木立 クリトン 3 こひつじ・太津治・未貴
611-07 風邪を惹く夢は黄泉路を彷徨へり -
611-08 去年今年片耳で聴く時事報道 越冬こあら 1 中ちゃん
611-09 粉の付くエプロンのまま初鏡 こひつじ 3 流・中ちゃん・鶴子
611-10 命さへあれば良しとす去年今年 こひつじ 2 まぐのりあ・泥亀
611-11 爪切りと耳掃除して年暮るる ヤチ代 1 泥亀
611-12 春芝居うぐひす笛の初音哉 -
611-13 松風や坂を上れば冬怒涛 まぐのりあ 1 ヤチ代
611-14 白馬岳ふたりそろって初日の出 -
611-15 猫の腹ゆっくり動きて冬ぬくし まぐのりあ 1 泥亀
611-16 新春の朝日や巫女の赤袴 2 まぐのりあ・クリトン
611-17 寒凪や鉄工団地の昼休み 太津治 4 流・越冬こあら・未貴・中ちゃん
611-18 外套を選び直してお待たせし 越冬こあら 1 中ちゃん
611-19 襖絵や方丈の間に冬の闇 まぐのりあ 4 亜紀・クリトン・ヤチ代・未貴
611-20 寒鴉負けじと染むる濡羽色 -
611-21 柚子三つ浮かべ長湯の冬至かな クリトン 2 泥亀・太津治
611-22 食積(くひつみ)はもう何年もデパート産 -
611-23 数へ日や自分に合ひし枕買ふ -
611-24 今年こそ君と一緒にチキンカツ 鶴子 2 越冬こあら・ヤチ代
611-25 焦点はいつも宙です冬木の芽 泥亀 1 こひつじ
611-26 物置の小火鉢見つけ過去想ふ -
611-27 羽子板の女の帯に慶の字よ -
611-28 オリオンや家族はひとつ屋根の下 越冬こあら 1 まぐのりあ
611-29 歳晩の花舗一列に並びをり 亜紀 2 越冬こあら・太津治
611-30 錆色の入江の町や初茜 太津治 4 流・越冬こあら・こひつじ・ヤチ代
611-31 数の子の用意されたる師の屋敷 -
611-32 影へ翳前を離さぬスキーヤー -
611-33 北風や足早に行く野良の猫 -
611-34 呼鈴の応へ待つ間の実万両 未貴 9 流・越冬こあら・亜紀・こひつじ・太津治・クリトン・ヤチ代・中ちゃん・鶴子
611-35 刻々と街音しづむ大晦日 未貴 1 クリトン
611-36 駐車場の灯り煌々大晦日 亜紀 1 泥亀
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