第 614 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成29年2月12日
兼題:「立春」、「クロッカス」、「鍵束」 ※「鍵束」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
614-01 春立つ日予約で埋まる歯科医院 越冬こあら 2 流・こひつじ
614-02 立春の澪筋光る日和かな まぐのりあ 1 ヤチ代
614-03 園バスに並んで乗る子クロッカス -
614-04 クロッカスたちまち画布に乗り移る 泥亀 2 流・中ちゃん
614-05 鍵の束ポッケで溶ける春炬燵 -
614-06 立春や葱たつぷりのチャーシューメン 鶴子 2 越冬こあら・まぐのりあ
614-07 落照に白きクロッカス比丘尼寺 -
614-08 産院の窓口で咲くクロッカス クリトン 5 泥亀・太津治・こひつじ・越冬こあら・亜紀
614-09 立春の光やパンが焼き上がる 3 泥亀・ヤチ代・鶴子
614-10 下萌や祠(ほこら)を閉むる鍵の束 中ちゃん 1 太津治
614-11 鍵束を握り飛び出す春の街 越冬こあら 2 クリトン・亜紀
614-12 クロッカス大人の後ろめたい恋 越冬こあら 3 太津治・ヤチ代・未貴
614-13 寒明くる鍵束に鍵一つ足し 未貴 5 太津治・ヤチ代・中ちゃん・越冬こあら・クリトン
614-14 立春の鳥取砂丘は鳴りづめに 泥亀 2 まぐのりあ・未貴
614-15 鍵束を渡し渡され春の恋 -
614-16 毎朝の我の靴音クロッカス 亜紀 1 鶴子
614-17 腰パンの揺れる鍵束冴返る ヤチ代 2 流・亜紀
614-18 立春や鍵持ち帰る男の子 クリトン 1 中ちゃん
614-19 鍵束のぽつねんとある余寒かな 泥亀 3 クリトン・未貴・亜紀
614-20 臨月のペタンコ靴やクロッカス こひつじ 3 流・鶴子・未貴
614-21 星朧宿直室の鍵の束 太津治 2 泥亀・中ちゃん
614-22 恋猫の探査旅行となりにけり 鶴子 1 中ちゃん
614-23 立春の路面電車に射す光 中ちゃん 1 泥亀
614-24 白き根を水に絡ませクロッカス -
614-25 食卓の鍵束包む余寒かな 1 まぐのりあ
614-26 立春の新聞受けの上に豆 ヤチ代 2 クリトン・未貴
614-27 立春や想いを込めて命名す こひつじ 1 鶴子
614-28 初恋の散りし校庭クロッカス 太津治 1 ヤチ代
614-29 鍵束を下げてゴスペル冴返る -
614-30 立春や蹄まつすぐ厩舎出て 未貴 3 越冬こあら・まぐのりあ・亜紀
614-31 ビーカーに根を張りつめしクロッカス 中ちゃん 2 鶴子・こひつじ
614-32 身に余る花を担いでクロッカス 1 まぐのりあ
614-33 春誘うキーホルダーの鈴の音 まぐのりあ 2 流・こひつじ
614-34 春立つや手に新しきティーカップ 亜紀 5 泥亀・太津治・こひつじ・越冬こあら・クリトン
614-35 鍵束にロッカーの鍵春夕焼 -
614-36 うらはらな花言葉もちクロッカス -
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