第 616 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成29年3月12日
兼題…「青饅(あおぬた)」、「卒業」、「橋」。「橋」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
616-01 卒業のセーラー服の脱ぎしまま 中ちゃん 1 こひつじ
616-02 歩道橋上つて下りて霾れる 亜紀 1 未貴
616-03 一品を足せり青饅食べぬ子に こひつじ 1 未貴
616-04 遅き日や富士見町から長者橋 -
616-05 病窓に聞こゆ他校の卒業歌 太津治 1 越冬こあら
616-06 卒業に上気した声校庭に -
616-07 青饅の昼や庭より猫戻る 2 太津治・まぐのりあ
616-08 寄書のやうな雲湧く卒業期 未貴 3 泥亀・亜紀・クリトン
616-09 卒業の朝の空気と味噌汁と 亜紀 3 太津治・泥亀・未貴
616-10 いもうとが先に渡りし橋朧 未貴 5 中ちゃん・こひつじ・ヤチ代・まぐのりあ・越冬こあら
616-11 吊り橋や日陰の村へ春渡る 太津治 2 流・まぐのりあ
616-12 チョーク絵を皆で描きて卒業す まぐのりあ 4 流・亜紀・こひつじ・クリトン
616-13 三月や橋から捨てしペンダント こひつじ 5 亜紀・ヤチ代・まぐのりあ・クリトン・未貴
616-14 嫁入りの荷物が渡る春の橋 4 太津治・中ちゃん・亜紀・越冬こあら
616-15 自転車も廃車にしたる卒業日 -
616-16 青饅や先づ耳たぶに酔ひ廻り 未貴 3 太津治・こひつじ・ヤチ代
616-17 今年また卒業生は若返り -
616-18 青饅や我家には無き割烹着 ヤチ代 2 中ちゃん・越冬こあら
616-19 橋下に雪解の水の溢れんと 中ちゃん 2 泥亀・流
616-20 ものの芽やループ橋行く天城越え まぐのりあ 2 流・越冬こあら
616-21 青饅や婿の意見を右に聞き 越冬こあら 4 太津治・泥亀・亜紀・こひつじ
616-22 青ぬたの添えられし夕のご膳かな -
616-23 青饅や富士の見えたる旅の宿 亜紀 2 流・ヤチ代
616-24 麗かや日本橋より旅立ちぬ ヤチ代 1 クリトン
616-25 橋桁に潮の満ち来る鴉の巣 -
616-26 谷渡る橋の向こうはまたトンネル -
616-27 卒業式母と離れて歩きけり こひつじ 3 中ちゃん・まぐのりあ・未貴
616-28 貫きし負けづ嫌ひの卒業子 ヤチ代 1 クリトン
616-29 土筆摘み辿る家路の丸木橋 -
616-30 青饅や女将の笑窪旅の宿 まぐのりあ 2 泥亀・ヤチ代
616-31 卒業の風は涙の声を出す -
616-32 青饅をかこむ家族の息づかい -
616-33 青饅の言葉も知らず酒を酌む クリトン 1 中ちゃん
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