第 620 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成29年5月7日
兼題:「夏めく」、「菖蒲」、「大勢」 ※「大勢」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
620-01 夏めくや戸口にナース靴干され 未貴 3 流・亜紀・鶴子
620-02 夏めくや朱の楼門を抜ける風 泥亀 3 流・こひつじ・まぐのりあ
620-03 大勢の席探したる薄暑かな こひつじ 1 越冬こあら
620-04 雲湧ひて流るる彼方夏めきぬ -
620-05 菖蒲湯や男は妻と子を喰わす こひつじ 1 越冬こあら
620-06 大勢(たいせい)に抗する力白菖蒲 -
620-07 木道を傘をさしゆく花菖蒲 亜紀 2 泥亀・クリトン
620-08 大勢で校歌斉唱蝶の昼 亜紀 1 泥亀
620-09 夏めきし夜の公園我一人 クリトン 1
620-10 歯の生へて乳を噛む児や夏きざす こひつじ 2 ヤチ代・まぐのりあ
620-11 菖蒲湯に老若男女一緒くた -
620-12 大勢の老人集う夏座敷 クリトン 2 ヤチ代・亜紀
620-13 万緑の大勢さんのBBQ 越冬こあら 1 ヤチ代
620-14 大勢で整列の声入学児 まぐのりあ 1 クリトン
620-15 あやめ草こよなく愛でし僕の声 -
620-16 夏めくや母似の白く薄き耳 まぐのりあ 2 流・越冬こあら
620-17 境内を夏めく顔の猫歩く 2 泥亀・鶴子
620-18 花菖蒲ふたつ違いのまま銀婚 越冬こあら 5 ヤチ代・こひつじ・亜紀・未貴・クリトン
620-19 大勢の人混みに居し若葉風 鶴子 1 鶴子
620-20 夏めくやガムシロップをひと垂らし 越冬こあら 3 流・こひつじ・まぐのりあ
620-21 雨粒のふと舞ひ落ちぬ花菖蒲 -
620-22 夏めくや色鉛筆のあをみどり 亜紀 6 こひつじ・越冬こあら・未貴・鶴子・クリトン・まぐのりあ
620-23 ジーンズの破るデザイン夏めきぬ ヤチ代 1 未貴
620-24 大勢のおにぎり握る麦の秋 未貴 2 泥亀・鶴子
620-25 文楽の舞台の蝶の花菖蒲 -
620-26 江戸系の濃き色多し菖蒲かな まぐのりあ 2 亜紀・未貴
620-27 花菖蒲雁行型の橋に添ふ ヤチ代 3 越冬こあら・クリトン・まぐのりあ
620-28 戦後世代何時も大勢麒麟草 -
620-29 大勢に替る機械の田植えかな 4 ヤチ代・こひつじ・亜紀・未貴
620-30 菖蒲湯に浸かり一日を考へる クリトン 1 泥亀
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