第 622 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成29年6月4日
兼題:「夏衣」、「燕の子」、「余」 ※「余」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
622-01 夏衣恋の衣となりにけり 亜紀 3 ヤチ代・こひつじ・クリトン
622-02 送る人送らるる人夏衣 -
622-03 夏物に着替へ夕餉のデザート買ふ -
622-04 看護師も医師も患者も夏衣 クリトン 2 越冬こあら・鶴子
622-05 この駅は特急通過燕の子 未貴 3 ヤチ代・亜紀・鶴子
622-06 ナイターやバット振る手に余裕あり クリトン 1 泥亀
622-07 燕の子父を母をもうたがはず -
622-08 雲水や余情にひたる若宮能 -
622-09 子燕の今年も掲ぐ糞注意 ヤチ代 2 流・未貴
622-10 けふもまた風をむかへる余り苗 亜紀 3 流・まぐのりあ・こひつじ
622-11 人生の悔いを脱ぎ捨て夏衣 こひつじ 3 流・泥亀・クリトン
622-12 大口を天に開いて燕の子 クリトン 2 泥亀・ヤチ代
622-13 燕の子他諸々の命かな -
622-14 子燕や母の帰りを待つてをり -
622-15 梅雨の雨余りは天に返したし -
622-16 燕の子嬉し寂しの巣立ちかな 1 泥亀
622-17 大橋をくぐる手習ひ燕の子 鶴子 2 まぐのりあ・クリトン
622-18 多佳子忌の心にひびく余韻あり 鶴子 2 こひつじ・クリトン
622-19 だんだんと母に似て来る夏衣 泥亀 6 まぐのりあ・ヤチ代・未貴・亜紀・越冬こあら・こひつじ
622-20 みづうみの島が常宿燕の子 亜紀 3 まぐのりあ・未貴・クリトン
622-21 夏衣脱げば潮の香ほのかなり 未貴 1
622-22 極楽の余り風吹く夏座敷 まぐのりあ 3 未貴・亜紀・越冬こあら
622-23 祭笛耳に残りし余韻かな ヤチ代 1 泥亀
622-24 明日より余生と決めて飲む麦酒 越冬こあら 3 流・未貴・鶴子
622-25 スーパーや夏衣で震え上がりたり -
622-26 夏衣耳に優しき鼻濁音 越冬こあら 1 亜紀
622-27 Tの字に干されし竿の夏衣 -
622-28 余の辞書に油虫てふ文字は無し こひつじ 1 越冬こあら
622-29 滑走路よぎる一群れ燕の子 泥亀 1 鶴子
622-30 花火果て余韻のままに人の波 未貴 6 まぐのりあ・ヤチ代・亜紀・越冬こあら・こひつじ・鶴子
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