第 623 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成29年6月18日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
623-01 近道といふ境内の濃紫陽花 未貴 1 越冬こあら
623-02 時の日や日々同じことくりかへし 鶴子 4 まぐのりあ・ヤチ代・未貴・亜紀
623-03 明易し生き物四たり飼うており -
623-04 傘いらぬほどの雨なり花菖蒲 鶴子 4 流・こひつじ・未貴・亜紀
623-05 冷素麺女同志の頼みごと 越冬こあら 2 こひつじ・ヤチ代
623-06 無重力に五体を放ち泳ぎけり こひつじ 2 流・ヤチ代
623-07 後ろ手に植田見まわる父は無く こひつじ 2 流・越冬こあら
623-08 紫陽花を徐行してゆく電車かな 亜紀 2 まぐのりあ・こひつじ
623-09 太陽の寿ぎ受ける山桜桃 -
623-10 脇息と座椅子の木地や夏料理 ヤチ代 2 泥亀・こひつじ
623-11 新緑や朝から二杯夜三杯 -
623-12 植木鉢の縁を登れる蟻の列 亜紀 2 越冬こあら・未貴
623-13 我が影に右往左往の目高かな こひつじ 2 まぐのりあ・鶴子
623-14 青水無月野鳥アプリに付箋増え まぐのりあ 1 泥亀
623-15 金糸梅まぶしきほどに見つめられ -
623-16 観衆のあふれ蛍は帯となり 泥亀 1 鶴子
623-17 風避けて老犬胸に夏野行く -
623-18 万緑を来て回廊にもの思ふ -
623-19 紀伊の宿棕櫚を戦がす大南風 3 まぐのりあ・ヤチ代・亜紀
623-20 井戸端の午後を旅ゆくかたつむり 4 泥亀・越冬こあら・未貴・鶴子
623-21 子ら並び座すシルエット蚊やり焚く 1 泥亀
623-22 漆黒の闇かき混ぜる蛍かな 泥亀 3 まぐのりあ・こひつじ・鶴子
623-23 紫陽花の薄紫に雨雫 -
623-24 葉桜となりてため息一つ聴く -
623-25 コル子ボードにささるチケット明易し -
623-26 熊楠の夢に届けむ花あふち まぐのりあ 6 流・泥亀・ヤチ代・越冬こあら・未貴・亜紀
623-27 濡れそぼち無頼みがくか梅雨鴉 未貴 3 流・亜紀・鶴子
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