第 624 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成29年7月2日
兼題:「夕立」、「トマト」、「届」 ※「届」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
624-01 夕立に愛犬蒼く椅子の下 鶴子 1 亜紀
624-02 うまき汁散らして齧るトマトかな -
624-03 中元の何時もの品の届けらる -
624-04 イタリアのマンマ膨よか熟れトマト ヤチ代 2 中ちゃん・まぐのりあ
624-05 とんがったままで定年夕立あと 越冬こあら 5 流・こひつじ・亜紀・未貴・クリトン
624-06 夕立を避けて混み合う登廊 まぐのりあ 2 流・亜紀
624-07 細長き弁当箱やプチトマト 亜紀 4 中ちゃん・こひつじ・鶴子・越冬こあら
624-08 トマト一個わが生きざまの顎かな 泥亀 1 まぐのりあ
624-09 七夕やメールで届く願ひごと 未貴 2 クリトン・鶴子
624-10 送り主不明で届くメロンかな 亜紀 1 鶴子
624-11 驟雨浴ぶ災ひ祓ふやうに浴ぶ 未貴 2 ヤチ代・泥亀
624-12 夕立の来る気配を言い合へり ヤチ代 1 中ちゃん
624-13 夕立のここまで届く浮御堂 -
624-14 短夜や筆ペンで書く届け先 越冬こあら 2 こひつじ・クリトン
624-15 トマト好き湯剥きする人二人逝き まぐのりあ 1
624-16 夕立や赤子大きく叫びをり クリトン 2 泥亀・亜紀
624-17 新じゃがいも届くや泥の付きしまま こひつじ 1 ヤチ代
624-18 サマーデイ届け終わりて日が沈む -
624-19 夕立の続きを生きる覚悟かな 泥亀 2 まぐのりあ・越冬こあら
624-20 凛々子とふ初もぎトマト水はじく -
624-21 夕立が街の醜悪一掃す 中ちゃん 2 泥亀・未貴
624-22 片恋や届かぬ思いの落し文 まぐのりあ 1 泥亀
624-23 君故に我今トマトひと齧り -
624-24 届け物幾多のなかにトマトあり -
624-25 もぎたての温きトマトをひとかぶり クリトン 6 こひつじ・ヤチ代・泥亀・亜紀・未貴・鶴子
624-26 ゴミ出しの為の外出大夕立 亜紀 4 中ちゃん・こひつじ・ヤチ代・越冬こあら
624-27 レントゲンの肺に影あり夕立風 こひつじ 3 流・未貴・クリトン
624-28 プチトマトお口にポンとなげこまれ 鶴子 2 中ちゃん・ヤチ代
624-29 塩持ってトマト畑に走りけり こひつじ 2 流・鶴子
624-30 夕立の来ぬ間とスーパーカブ走る 1 越冬こあら
624-31 豊橋のメロン届いて長電話 鶴子 1 越冬こあら
624-32 中元の早くも届き関東流 クリトン 1 まぐのりあ
624-33 トマト食う赤い夕陽の生家にて 3 未貴・クリトン・まぐのりあ
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