第 631 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成29年10月8日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
631-01 あぶれ蚊や甕(かめ)の水面をゆるゆると -
631-02 ねころべば子豚の鼻に赤とんぼ -
631-03 曼殊沙華えにしのやうに細き雨 亜紀 1 まぐのりあ
631-04 山のべのぬすびと萩にとらはるる -
631-05 仲秋やモンゴロイドは月拝む -
631-06 点線に沿って切り取る秋一枚 越冬こあら 2 泥亀・クリトン
631-07 隣り屋の熟れ柿今日はもがるるか 中ちゃん 3 ヤチ代・鶴子・未貴
631-08 指にとまるとんぼに重みなかりけり 樽金 1
631-09 円錐の月見団子を崩しけり こひつじ 1 中ちゃん
631-10 鰯雲庭のバケツに切り取られ ヤチ代 4 こひつじ・越冬こあら・亜紀・未貴
631-11 ピンポーン新米ですよと米屋かな こひつじ 1 鶴子
631-12 鶏頭の紅き脳溝くねくねと まぐのりあ 3 流・亜紀・未貴
631-13 駅に買ふシュウマイ弁当秋の雲 亜紀 2 ヤチ代・越冬こあら
631-14 コスモスや後継ぎの無き田と畑 こひつじ 3 流・亜紀・未貴
631-15 床払い一歩を確かむ良夜かな まぐのりあ 4 流・クリトン・こひつじ・未貴
631-16 満月やジャズコンサート果てにけり クリトン 3 泥亀・鶴子・越冬こあら
631-17 スキップで帰る塾の子星月夜 樽金 3 中ちゃん・まぐのりあ・亜紀
631-18 別荘の赤錆の錠秋の風 5 クリトン・樽金・こひつじ・中ちゃん・ヤチ代
631-19 渋滞や釣瓶落としの陽は早し 1 まぐのりあ
631-20 秋冷や自分で開けるピアス穴 越冬こあら 1 こひつじ
631-21 鳳仙花拾ふ童ら風まとひ 泥亀 1 樽金
631-22 臥す妻の窓辺往き来る秋の蝶 樽金 2 流・クリトン
631-23 東京ドーム丸ごとつつむ夜霧かな 亜紀 3 樽金・鶴子・越冬こあら
631-24 胡桃落つイーハトーブの岸辺かな -
631-25 木犀に送られ戻る駅舎かな まぐのりあ 3 泥亀・こひつじ・中ちゃん
631-26 団栗を転(まろ)ばしてゐる夜の卓 未貴 1 樽金
631-27 谷深き辺より暮れる刈田かな 2 泥亀・樽金
631-28 開帳の秘仏に届け法師蝉 泥亀 2 クリトン・まぐのりあ
631-29 秋空やカートを引いて外人さん クリトン 2 中ちゃん・ヤチ代
631-30 佛手柑あや取りすれば絡みあふ 未貴 4 泥亀・ヤチ代・越冬こあら・亜紀
631-31 赤とんぼ「肩にとまれ」と山路かな -
631-32 満月を撮つて送るるスマホかな -
631-33 休耕田ただ一輪の曼殊沙華 -
631-34 カーテンを抜けて入り来る素秋風 ヤチ代 1 まぐのりあ
631-35 残る柿空の青さと色くらべ -
631-36 富士映す湖の霧掻く我れが櫂 中ちゃん 1 鶴子
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