第 633 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成29年11月5日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
633-01 子が母に童話聞かせる夜長かな 樽金 3 こひつじ・鶴子・クリトン
633-02 掘割の流れの細る冬隣 未貴 2 流・ヤチ代
633-03 秋惜しむ壜に詰めたる金平糖 亜紀 2 流・越冬こあら
633-04 台風が迫るに妻の深眠り -
633-05 烏瓜舳先に灯し嫁に行く まぐのりあ 1
633-06 つかつかと来て魂入れる菊師かな 泥亀 3 鶴子・まぐのりあ・クリトン
633-07 幾たびも母を呼ぶ声秋夕焼 樽金 2 鶴子・越冬こあら
633-08 ばつた追ふ子を追ふ犬を追ひ掛けぬ ヤチ代 1 鶴子
633-09 茶の花や門前町の径狭き 泥亀 4 樽金・こひつじ・まぐのりあ・中ちゃん
633-10 秋蝶の去りし川原の石白し クリトン 4 樽金・まぐのりあ・中ちゃん・亜紀
633-11 駅からの坂を上れば満月ぽん 越冬こあら 3 流・こひつじ・未貴
633-12 小春日の縁に薄目の猫と我 2 ヤチ代・亜紀
633-13 つつましき豆名月の愛でてをり -
633-14 菊の香や地図で辿れる高低差 亜紀 2 中ちゃん・クリトン
633-15 天の川ざうもきりんも寝入り端 ヤチ代 1 越冬こあら
633-16 身に入むや確と娘に叱られて こひつじ 4 ヤチ代・まぐのりあ・泥亀・越冬こあら
633-17 不意打ちの風や頭に木の実かな -
633-18 晴天や枝たわませて繁る柿 1 未貴
633-19 日差しよしけふ頂点に冷えゆくと -
633-20 門灯を消して今宵も星月夜 -
633-21 一枚を拾ふゴッホの黄の落葉 未貴 5 ヤチ代・樽金・こひつじ・鶴子・亜紀
633-22 諦めて愛犬眠る冬隣 鶴子 1 越冬こあら
633-23 秋祭カラーひよこの犇めきぬ ヤチ代 1 まぐのりあ
633-24 残照やかすかに揺れる烏瓜 泥亀 4 樽金・泥亀・亜紀・未貴
633-25 秋茄子や叙勲授かる顔写真 越冬こあら 1 中ちゃん
633-26 身の丈の明るさとなり烏瓜 -
633-27 「木枯し」と雨戸つぶやく夜更けかな -
633-28 秋晴れやネットで探すドッグラン -
633-29 志ん朝に笑ひ泣かさる夜半の秋 -
633-30 夜霧から尋ねる旅館躍り出る 4 ヤチ代・泥亀・未貴・クリトン
633-31 菊貰ふ雫そのまま家路まで まぐのりあ 4 こひつじ・中ちゃん・亜紀・未貴
633-32 石蕗の花甘きかほりを放ちをり まぐのりあ 2 樽金・泥亀
633-33 紅葉忌ピカツピカツと真夜の空 -
633-34 正倉院展入場の列鹿も沿ひ -
633-35 湯ぼてりの窓辺の釣瓶落しかな 未貴 3 流・泥亀・クリトン
633-36 順延に父の来れない運動会 -
[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]