第 634 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成29年11月19日
兼題:「木の葉髪」「冬構」「枚」 ※「枚」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
634-01 北窓を葦簀(よしず)張りして冬構 -
634-02 ゆるびたる旋毛曲りや木の葉髪 樽金 2 まぐのりあ・鶴子
634-03 去年からの枯葉一枚靴の中 樽金 3 中ちゃん・越冬こあら・未貴
634-04 真つ先に朝刊を読む木の葉髪 -
634-05 湯鏡を拭きてあらはな木の葉髪 中ちゃん 2 樽金・亜紀
634-06 神宮の天へ連なる冬構 泥亀 1 中ちゃん
634-07 掌(たなごころ)添えて梳きをり木の葉髪 まぐのりあ 3 こひつじ・泥亀・鶴子
634-08 冬構えダンベルふたつ部屋の隅 越冬こあら 3 中ちゃん・樽金・ヤチ代
634-09 小春日や枚数で買ふロースハム こひつじ 2 流・越冬こあら
634-10 何枚の着膨れなりや朝ラッシュ -
634-11 奈良漬に酔うて候ふ木の葉髪 未貴 4 こひつじ・樽金・亜紀・ヤチ代
634-12 大小の土鍋手前に冬構 まぐのりあ 1 ヤチ代
634-13 吹きし朝枯葉一枚土間にあり 中ちゃん 2 流・泥亀
634-14 冬構ディスプレイして売出しぬ -
634-15 一枚の舞ひ収める朴落葉 -
634-16 木の葉髪内緒にしたきほどの嵩 3 こひつじ・ヤチ代・鶴子
634-17 二枚目に白紙を添える冬の文 越冬こあら 3 こひつじ・まぐのりあ・未貴
634-18 切り分ける音まで白し千枚漬 まぐのりあ 3 流・亜紀・未貴
634-19 木の葉髪老いの才覚出来ぬまま こひつじ 4 流・樽金・まぐのりあ・鶴子
634-20 晴天や一家総出の冬構 -
634-21 木の葉髪箪笥鏡台磨り硝子 越冬こあら 2 中ちゃん・亜紀
634-22 人も樹も動物たちも冬構 こひつじ 3 越冬こあら・まぐのりあ・ヤチ代
634-23 夕景の浅間のけむり木の葉髪 鶴子 1 樽金
634-24 東西をきりりと分けし冬構 未貴 2 中ちゃん・泥亀
634-25 一枚の喪中はがきや風寒し 2 越冬こあら・泥亀
634-26 古暦の一枚となり大広間 鶴子 1
634-27 千枚漬京のによしやうの薄し紅 -
634-28 渡さるるチケット二枚クリスマス 亜紀 1 泥亀
634-29 冬構早くも灯るLED -
634-30 パーマにも毛染めにも耐へ木の葉髪 ヤチ代 1 鶴子
634-31 冬構妻の指図に逆らはず 樽金 3 こひつじ・亜紀・未貴
634-32 鉛筆の芯尖らせて冬構 亜紀 2 越冬こあら・まぐのりあ
634-33 ほんのりと酔つて候木の葉髪 泥亀 1 未貴
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