第 636 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成29年12月17日
兼題:「手袋」「息白し」「休」 ※「休」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
636-01 峰めぐる修業の僧の息白し 泥亀 1 未貴
636-02 手袋の人形はめる利き手かな -
636-03 朝日浴ぶ愛犬もまた息白し ヤチ代 1 鶴子
636-04 外套を裏返し休み処かな -
636-05 速やかに白き帆を張る白き息 未貴 4 流・泥亀・越冬こあら・鶴子
636-06 白き息吐く登校児の見守りに -
636-07 指先をすこし遊ばせ皮手袋 こひつじ 2 ヤチ代・まぐのりあ
636-08 ポケットの左右に容るる手套かな 亜紀 3 流・まぐのりあ・こひつじ
636-09 手袋の利き手くたびれ一日終ゆ -
636-10 告白の言葉をつつむ白き息 -
636-11 よく走る小犬の息の白さかな 鶴子 1 樽金
636-12 手袋を脱ぎ捨て勝負かける坂 泥亀 5 流・まぐのりあ・こひつじ・未貴・クリトン
636-13 新聞の休刊を知る霜柱 亜紀 4 中ちゃん・ヤチ代・越冬こあら・未貴
636-14 木戸開けて棟梁が来る息白し 2 樽金・亜紀
636-15 手袋を忘れて行きぬその人は 1 泥亀
636-16 ルミナリエ歩き疲れてひと休み -
636-17 手袋や待たれて待ってプロポーズ -
636-18 花八つ手庭師休むは石の上 樽金 3 中ちゃん・こひつじ・未貴
636-19 手袋を外して一服男衆 -
636-20 休日に着るセーターの古りにけり ヤチ代 3 まぐのりあ・樽金・亜紀
636-21 夢かける銀河鉄道冬休み -
636-22 駅目指す人つぎつぎと息白し 亜紀 2 樽金・クリトン
636-23 休診の札揺れている師走かな 6 まぐのりあ・泥亀・樽金・亜紀・鶴子・クリトン
636-24 冬北斗遥か遠くへ眼を休め 未貴 3 ヤチ代・泥亀・鶴子
636-25 老いし妻子の手袋に独り言 -
636-26 百段で休止符を打つ毛糸編み まぐのりあ 6 流・中ちゃん・こひつじ・未貴・亜紀・クリトン
636-27 息白し登校坂の女子男子 -
636-28 湯豆腐や伏して病を養へる 中ちゃん 1 越冬こあら
636-29 忘れ物の赤き手袋目立ちをり 鶴子 2 中ちゃん・泥亀
636-30 風邪引いて休暇届の一週間 鶴子 1 越冬こあら
636-31 園駆くるイノシシの息白きかな -
636-32 息白し嫁ぐ娘もいかぬ娘も -
636-33 小雪降るなか休みたる古ベンチ 中ちゃん 1 ヤチ代
636-34 息白く子供ら告げる大事件 樽金 8 流・中ちゃん・ヤチ代・こひつじ・越冬こあら・亜紀・鶴子・クリトン
636-35 冬の蠅休み休みの片想い -
636-36 手袋にうさぎの飾りあの子かな -
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