第 637 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成29年12月31日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
637-01 鰤を焼く音の響けるフライパン -
637-02 語尾にコの多き津軽や雪つコ降る 樽金 3 鶴子・亜紀・未貴
637-03 しなやかに鎮護の守り初比叡 -
637-04 老夫婦腰をさそりつ年用意 -
637-05 ロシア語の一団も居り大晦日 越冬こあら 4 流・中ちゃん・ヤチ代・亜紀
637-06 旅ならば片道切符日記買ふ -
637-07 箸紙に名前を書くは吾のつとめ -
637-08 おでん鍋味噌つける派とつけない派 -
637-09 森の闇ごろすけほうと梟鳴く 鶴子 1
637-10 数へ日やコロコロローラー転がして -
637-11 忌(いみ)明けて神棚まつり大晦日 -
637-12 コップ酒おでん屋台の偲ばるる -
637-13 ペーチカの傍に分厚き鳥図鑑 未貴 5 樽金・まぐのりあ・越冬こあら・ヤチ代・亜紀
637-14 本堂のストーブの火の寒々し 2 樽金・亜紀
637-15 軒樋にS極あるらし寒雀 -
637-16 歌舞伎座を出でて銀ぶら夕霧忌 ヤチ代 4 流・鶴子・亜紀・未貴
637-17 煮凝や啄木のうた賢治の詩 未貴 2 樽金・まぐのりあ
637-18 それぞれの重大ニュース年忘 ヤチ代 1 樽金
637-19 順繰りに座席を詰めて十二月 越冬こあら 2 まぐのりあ・未貴
637-20 神宮に続く階段春着の児 泥亀 3 まぐのりあ・越冬こあら・クリトン
637-21 冬薔薇や低く流れるチェロの曲 1 鶴子
637-22 狸汁夜中の水の旨きこと ヤチ代 3 越冬こあら・泥亀・未貴
637-23 年の瀬や小股で歩く和尚さん 2 鶴子・越冬こあら
637-24 しんしんと音無き音や年暮るる 樽金 3 流・ヤチ代・クリトン
637-25 泣きじゃくる子を宥めつつ葛湯吹く まぐのりあ 2 流・泥亀
637-26 肩たたけば母は眼つむる冬ぬくし 樽金 1 クリトン
637-27 若夫婦年用意終へ外国へ クリトン 1 中ちゃん
637-28 一椀に心傾く雑煮かな 泥亀 1 中ちゃん
637-29 ボサノバに時を忘るる去年今年 亜紀 3 越冬こあら・中ちゃん・ヤチ代
637-30 擦られる三毛猫の背に除夜の鐘 越冬こあら 3 鶴子・泥亀・クリトン
637-31 句を添へてあの日この日の古日記 鶴子 4 中ちゃん・泥亀・未貴・クリトン
637-32 両翼の今光り合ふ大旦 亜紀 3 まぐのりあ・泥亀・ヤチ代
637-33 除夜祭の梵鐘読経極まりぬ まぐのりあ 1 樽金
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