第 638 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成30年1月14日
兼題:「食積(くひつみ)」、「若菜」、「図」 ※「図」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
638-01 若菜摘腰を伸ばして夫探す ヤチ代 1 クリトン
638-02 南部富士陽当たる土手に若菜の芽 樽金 2 流・未貴
638-03 あつものの若菜を吹けば立つ淑気 1 樽金
638-04 食積や先づはパチリと写真映え 未貴 4 ヤチ代・泥亀・越冬こあら・鶴子
638-05 初詣道案内の鳥瞰図 ヤチ代 3 流・まぐのりあ・越冬こあら
638-06 食積の老の腕まへ子に伝へ 鶴子 1 クリトン
638-07 掌に湿りを残す若菜かな 越冬こあら 3 こひつじ・未貴・樽金
638-08 食積の減りたる余白埋めにけり こひつじ 4 ヤチ代・樽金・まぐのりあ・鶴子
638-09 海図無き明日へ漕げよと成人の日 まぐのりあ 3 こひつじ・未貴・クリトン
638-10 囃子歌覚えて久し若菜の日 まぐのりあ 2 流・鶴子
638-11 寒天や星座図を手に西東 クリトン 1 泥亀
638-12 食積や三和土に残る靴ひとつ 越冬こあら 2 まぐのりあ・泥亀
638-13 図々しい奴と並んで初詣 越冬こあら 4 流・ヤチ代・こひつじ・未貴
638-14 平成の小川ちょろちょろ若菜摘 -
638-15 若菜摘む年季の入りし竹の籠 こひつじ 4 ヤチ代・未貴・樽金・クリトン
638-16 食積や彩りひとつ寺の膳 まぐのりあ 3 こひつじ・泥亀・越冬こあら
638-17 子の声の届く範囲に若菜摘 泥亀 1 ヤチ代
638-18 食積の土間の奥より阿波訛 泥亀 4 流・まぐのりあ・越冬こあら・クリトン
638-19 図書館の本二冊借り初読書 -
638-20 食積や心配りの色模様 樽金 1 泥亀
638-21 寒月のあまねく照らす鳥観図 -
638-22 包丁で叩く音する若菜かな -
638-23 割当ての食積に箸下しをり ヤチ代 1 樽金
638-24 寒晴の航路図に佇つ男女かな -
638-25 図らずも元日の子のめでたかり -
638-26 松過ぎてそば街道の案内図 樽金 2 越冬こあら・鶴子
638-27 食積を前に祝いの酒を酌む -
638-28 完稽古愚図愚図するなと一喝す -
638-29 食積やお膳の紋は上り藤 -
638-30 足もとに小さき風あり若菜つみ 未貴 3 こひつじ・まぐのりあ・鶴子
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