第 640 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成30年2月11日
兼題:「寒明」、「梅」、「間」 ※「間」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
640-01 咲く梅の中走りをり臨港線 2 まぐのりあ・未貴
640-02 山間を転がるように春の月 鶴子 2 まぐのりあ・泥亀
640-03 万雷の梅に日の湧く間合かな -
640-04 春日差方丈の間に丸寝かな まぐのりあ 2 流・鶴子
640-05 新人の選手も混じり寒明ける クリトン 2 樽金・鶴子
640-06 明るきは仏間の朝の春障子 -
640-07 ぼたん雪降る行間のなき俳句 未貴 1 鶴子
640-08 便箋に向かふひと日や寒明くる 亜紀 1 鶴子
640-09 立春大吉宴酣の大広間 -
640-10 梅の香や未だ蕾のままなれど こひつじ 1 クリトン
640-11 恋の猫ライバル猫の留守の間に こひつじ 1 鶴子
640-12 寒明けや大漁船が戻る朝 3 樽金・亜紀・未貴
640-13 外相の眉間の皺や春浅し 樽金 2 流・こひつじ
640-14 寒明けや支点突き刺すぶんまはし ヤチ代 1 まぐのりあ
640-15 其々の距離を保ちて梅ひらく -
640-16 寒明の力出し切る諏訪湖かな 泥亀 1 まぐのりあ
640-17 白梅や一年ぶりに歩く道 -
640-18 梅の花女将の粋な京ことば 泥亀 2 流・クリトン
640-19 梅咲いてピョンチャン五輪華やかに -
640-20 床の間の軸掛け替へて二月かな -
640-21 梅林の中ひた走るバス旅行 クリトン 1 未貴
640-22 終点のこれはこれはと梅の里 まぐのりあ 4 ヤチ代・泥亀・亜紀・クリトン
640-23 故郷無き友と眺める雪間かな 越冬こあら 2 亜紀・未貴
640-24 犬小屋の朽ちて主無き梅の花 ヤチ代 3 越冬こあら・亜紀・未貴
640-25 山々は優しくなりて寒の明 鶴子 4 ヤチ代・越冬こあら・泥亀・樽金
640-26 寒明の花束花器にぎゅっと詰め 越冬こあら 3 流・こひつじ・泥亀
640-27 白梅の真珠のごとき蕾かな こひつじ 1 クリトン
640-28 妹の逝きてひととせ梅月夜 未貴 2 こひつじ・越冬こあら
640-29 筆太の見舞状來し寒の明け 樽金 3 ヤチ代・こひつじ・まぐのりあ
640-30 供花の白少しほぐれて寒明くる 未貴 1 樽金
640-31 をさなごは長靴が好き梅の花 樽金 6 ヤチ代・こひつじ・越冬こあら・泥亀・亜紀・クリトン
640-32 前者との間合ひ詰め行く四温かな 亜紀 1
640-33 狂ひなき電波時計や寒明ける まぐのりあ 3 ヤチ代・越冬こあら・樽金
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