第 643 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成30年3月25日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
643-01 道の辺の菜の花添えぬ車椅子 樽金 1 鶴子
643-02 牡丹雪レインシューズと傘は赤 ヤチ代 4 樽金・泥亀・鶴子・クリトン
643-03 春荒れやとうとう決める木戸修理 2 ヤチ代・泥亀
643-04 ぶつぶつと呟き合うや木瓜の花 鶴子 2 流・泥亀
643-05 引越のトラック発ちぬ初桜 亜紀 3 流・こひつじ・越冬こあら
643-06 経流れ猫座を正す彼岸かな -
643-07 家猫になつて欲しくて子猫抱く 亜紀 2 ヤチ代・鶴子
643-08 蛤や就寝前に飲む薬 越冬こあら 3 樽金・亜紀・未貴
643-09 その先は神の域なり花を待つ 泥亀 3 こひつじ・亜紀・未貴
643-10 幻のごとき春蚊の淡き色 こひつじ 2 亜紀・未貴
643-11 木洩れ日に雉が絵となる山路かな クリトン 1
643-12 幼子の手加減なしに子猫かな こひつじ 1 クリトン
643-13 春の雪チワワ過保護に抱かるる -
643-14 島の子が食ふてみせたる春の草 樽金 5 流・ヤチ代・こひつじ・越冬こあら・クリトン
643-15 茅葺きの歳月ほぐれ花の雨 -
643-16 桜人群れて昭和のあのリズム 越冬こあら 2 こひつじ・亜紀
643-17 蜃気楼廃墟ふたたび蘇り 亜紀 1 樽金
643-18 ひこばえや似た者同士寄り添って 鶴子 2 樽金・越冬こあら
643-19 大木のおどろおどろし落椿 こひつじ 2 ヤチ代・泥亀
643-20 揚雲雀はるか下界を抜け殻に -
643-21 次々とつぼみ開いて春の昼 鶴子 1
643-22 潮騒の有るか無きかの蒸鰈 泥亀 1 ヤチ代
643-23 部活の子顧問に捧ぐリラの花 ヤチ代 2 樽金・クリトン
643-24 満開の桜縄文人ゲノム 越冬こあら 2 未貴・泥亀
643-25 うかれ猫甲斐性なしと云ふなかれ 未貴 1 こひつじ
643-26 うぐひすの初音化粧の手を止めぬ 樽金 2 越冬こあら・鶴子
643-27 命日の風呂場の窓の朧月 3 未貴・越冬こあら・鶴子
643-28 笑つても笑つてもなほ山笑ふ クリトン 1 亜紀
643-29 花便り今日か明日かと待ちわびる -
643-30 鳥帰る大地のうねり引き連れて 泥亀 1 クリトン
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