第 644 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成30年4月8日
兼題:「風船」、「夏近し」、「食」 ※「食」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
644-01 夏近き膨らみはじむ実梅かな -
644-02 子に飽きられし風船は天井に ヤチ代 3 未貴・泥亀・鶴子
644-03 風船や風に流され他国まで 鶴子 1 樽金
644-04 くたびれておにぎり食す山遊び -
644-05 銃の音に負けず風船割れにけり こひつじ 1 まぐのりあ
644-06 風神に手加減願う風船売 まぐのりあ 3 流・こひつじ・クリトン
644-07 美食家のマナーの清し春の虹 ヤチ代 1 鶴子
644-08 風船の片道旅や風強し 2 樽金・こひつじ
644-09 風船を吹きて二つ目息足らぬ 未貴 1 亜紀
644-10 蘇鉄の葉そよがす風や夏近し 2 未貴・まぐのりあ
644-11 春愁や白い食器が当たるパン -
644-12 フレンチのシェフの白衣や夏近し 亜紀 4 越冬こあら・未貴・泥亀・鶴子
644-13 ばあちゃんもスマホに替へて夏隣 こひつじ 2 まぐのりあ・鶴子
644-14 夏近し金魚大きく口を開け -
644-15 夏近し広場のベンチ仮漆光る -
644-16 風船をひとつ残して閉式す 越冬こあら 1 亜紀
644-17 ピザ食えば窓より入る四月風 2 樽金・越冬こあら
644-18 壺焼きの潮の匂いに食進む -
644-19 御食初め卯の花月を待つばかり まぐのりあ 1 亜紀
644-20 吹き抜けの広場風船売の午後 亜紀 5 流・越冬こあら・こひつじ・ヤチ代・クリトン
644-21 胎動を足裏に受ける夏近し -
644-22 夏近し赤丸三つカレンダー 越冬こあら 1 まぐのりあ
644-23 夏近し青しろ交互に編むビーズ 未貴 2 こひつじ・ヤチ代
644-24 風船の軽さ明るさ港町 泥亀 4 流・亜紀・まぐのりあ・クリトン
644-25 天井に風船二つ子の寝顔 樽金 5 流・越冬こあら・ヤチ代・未貴・クリトン
644-26 食卓の窓開いてゐる木の芽風 亜紀 4 樽金・こひつじ・ヤチ代・泥亀
644-27 食材のあふれる道の駅の春 未貴 3 樽金・泥亀・クリトン
644-28 脚まぶしきバトントワラー夏近し -
644-29 春愁の妻に食慾ありにけり -
644-30 バリカンの唸る部室に夏近し ヤチ代 4 流・未貴・亜紀・鶴子
644-31 紙風船作ってみるも空気抜け -
644-32 葉桜や粥から始む離乳食 こひつじ 2 ヤチ代・泥亀
644-33 食堂の屋根に花散り庭に散り クリトン 1 越冬こあら
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