第 646 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成30年5月6日
兼題:「薔薇」、「卯の花腐し」、「遠」 ※「遠」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
646-01 賜りし王女皇女の名の薔薇 ヤチ代 2 まぐのりあ・クリトン
646-02 空暗く卯の花腐し止む間なし -
646-03 スキャンダル連鎖卯の花腐しかな 越冬こあら 2 ヤチ代・未貴
646-04 湖に向く薔薇のアーチをくぐりけり 泥亀 3 流・樽金・亜紀
646-05 町内会終わりて気づく遠蛙 4 まぐのりあ・泥亀・鶴子・こひつじ
646-06 近江路は卯の花腐し夕汽笛 泥亀 1
646-07 乾電池切れて卯の花腐しかな 未貴 4 樽金・ヤチ代・越冬こあら・泥亀
646-08 遠富士を背に新茶摘む赤手甲 まぐのりあ 3 流・鶴子・クリトン
646-09 薔薇大輪咲かせし人を未だ見ず -
646-10 遠くほど凝らす瞳や桐の花 -
646-11 片頭痛感ず卯の花腐しかな -
646-12 薔薇真紅六十本のサプライズ こひつじ 1 クリトン
646-13 寄り添うという生き方もあるよ薔薇 越冬こあら 2 未貴・泥亀
646-14 遠慮無き友が訪ねて来る五月 越冬こあら 2 樽金・未貴
646-15 卯の花腐し旅の終りの切符買ふ 亜紀 3 樽金・まぐのりあ・越冬こあら
646-16 籠の鳥鳴かず卯の花腐しかな 樽金 4 ヤチ代・未貴・亜紀・こひつじ
646-17 母あらばこの黄の薔薇を届けたし 樽金 1 鶴子
646-18 遠来の客を持て成す夏料理 -
646-19 遠き日のスケッチブック夏帽子 亜紀 6 流・樽金・越冬こあら・泥亀・鶴子・こひつじ
646-20 雨戸閉め一息ついて卯の花腐し -
646-21 卯の花腐し夫婦の距離を保ちつつ こひつじ 4 まぐのりあ・未貴・亜紀・クリトン
646-22 虹たちて遠方の友よりメール 鶴子 1 こひつじ
646-23 夜の風や薔薇の窓辺にチェロ流る -
646-24 薔薇園や吟行三度(みたび)句ひとつ -
646-25 遠くまで風に泳げぬ鯉のぼり -
646-26 葉桜や今となりては遠き人 樽金 2 まぐのりあ・泥亀
646-27 薔薇散りし公園一人箒持ち クリトン 1 越冬こあら
646-28 雨降れば遠回りして蟻走る -
646-29 降りしきる前山の卯の花腐し -
646-30 留守居妻卯の花腐し鍋磨く -
646-31 雷遠しポテトサラダを大盛に 泥亀 3 越冬こあら・亜紀・こひつじ
646-32 猫の爪まるく削りて白さうび 鶴子 2 ヤチ代・亜紀
646-33 薔薇垣の奥へ白猫歩みゆく 亜紀 4 流・ヤチ代・鶴子・クリトン
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