第 649 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成30年6月17日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
649-01 アジサイの下から猫が覗く昼 2 クリトン・鶴子
649-02 長梅雨や二円切手を持て余し こひつじ 3 まぐのりあ・越冬こあら・未貴
649-03 明易し旅立つ靴と残る靴 越冬こあら 4 こひつじ・まぐのりあ・亜紀・未貴
649-04 紫陽花の青極まりて来たりけり -
649-05 代掻きや爪替へ赤きトラクター こひつじ 1 未貴
649-06 蛍飛ぶ追うごとあやし闇の濃さ まぐのりあ 1 鶴子
649-07 植木鉢退かすや蟻の大騒動 樽金 1 鶴子
649-08 あめんぼう風に踏ん張る影ひとつ まぐのりあ 4 流・こひつじ・クリトン・鶴子
649-09 梅雨寒や葉書で届く預金高 越冬こあら 5 こひつじ・樽金・亜紀・泥亀・未貴
649-10 玄関で思案の傘や梅雨晴間 クリトン 1
649-11 吾が背丈超えし娘の宿浴衣 樽金 2 流・こひつじ
649-12 しの笛のかすかに聞こへ合歓の花 鶴子 2 樽金・泥亀
649-13 迫り出して壁に影あり花あふち -
649-14 京橋で降りて銀座へ梅雨夕焼 亜紀 3 流・樽金・越冬こあら
649-15 一望の植田に夕日映りけり 鶴子 3 樽金・まぐのりあ・泥亀
649-16 空腹のポストを襲ふ火神鳴 泥亀 1 クリトン
649-17 万緑の手書きメニューの喫茶店 こひつじ 1 越冬こあら
649-18 亀石の首ちぐはぐに喜雨いたる 泥亀 1 越冬こあら
649-19 トレモロの耳に残れる薔薇の昼 未貴 2 亜紀・泥亀
649-20 病葉のばの字はいつも薬指 -
649-21 夏帯の波砕けたる図柄かな 3 樽金・泥亀・クリトン
649-22 代々のキャプテンマーク雲の峰 亜紀 1 こひつじ
649-23 青梅や側溝に落ち流れゆき -
649-24 道の葉は雨に濡れをり竹の秋 -
649-25 夕立やあやふやな私意寸断す 泥亀 1 亜紀
649-26 蔵の扉の厚く開かれ梅雨晴間 未貴 1
649-27 をさな児のかはいい嘘や梅雨晴れ間 樽金 1 鶴子
649-28 境内に響くほら貝蓮の花 鶴子 1 未貴
649-29 噴水で午前十時の待ち合わせ 2 まぐのりあ・越冬こあら
649-30 半身のゆらりと傾ぐ花菖蒲 未貴 3 まぐのりあ・亜紀・クリトン
[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]