第 650 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成30年7月1日
兼題:「網戸」、「半夏生」、「高」 ※「高」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
650-01 半夏生ホンコンシャツと純喫茶 越冬こあら 3 ヤチ代・未貴・泥亀
650-02 ボランティア破れ網戸を運び出し -
650-03 梅雨明の高原列車小海線 鶴子 3 流・ヤチ代・クリトン
650-04 網戸越し日本列島朝ぼらけ -
650-05 夏なれど飛騨高山は暮れ早し -
650-06 網戸ごし見る我が谷の夕日かな -
650-07 高級な夏帽買ひて自撮りかな -
650-08 半夏生農協日帰りバス旅行 こひつじ 5 まぐのりあ・ヤチ代・未貴・越冬こあら・クリトン
650-09 爪深く切つてしまひぬ半夏生 亜紀 3 樽金・ヤチ代・越冬こあら
650-10 網戸して空耳のごと夜の雨 樽金 2 流・亜紀
650-11 網戸より朝ドラの歌漏れゐたり ヤチ代 4 流・こひつじ・未貴・亜紀
650-12 工房の土瓶ふくれて半夏生 鶴子 2 樽金・越冬こあら
650-13 草むらに風の跡あり半夏生 未貴 6 樽金・まぐのりあ・亜紀・越冬こあら・鶴子・泥亀
650-14 万緑や女人高野の重ね印 まぐのりあ 2 流・こひつじ
650-15 高気圧張り出して来て梅雨明ける -
650-16 水替へて目高と歓喜分ちけり 泥亀 1 クリトン
650-17 サイレンの網戸越しなる日暮かな 亜紀 2 まぐのりあ・未貴
650-18 網戸越しに見える満月父母の貌 -
650-19 叡山を心底愛す半夏生 -
650-20 苛立ちに網戸を引けば外れけり こひつじ 3 まぐのりあ・ヤチ代・クリトン
650-21 風渡るわさび棚田の半夏生 まぐのりあ 4 こひつじ・樽金・未貴・亜紀
650-22 梅雨晴れ間高温注意のリハーサル こひつじ 1 鶴子
650-23 空梅雨や検査結果は高止まり -
650-24 永年を労ひ網戸張り替へる -
650-25 半夏生蛸飯炊きて母偲ぶ 樽金 2 こひつじ・泥亀
650-26 此岸との網戸一枚結界なり まぐのりあ 1 泥亀
650-27 半夏生友を妬みて尊敬す -
650-28 半夏生餅を頬張り孫至福 -
650-29 夏の月運河に交差する高架 未貴 3 流・こひつじ・クリトン
650-30 高窓に見えつ隠れつ梅雨の星 ヤチ代 4 樽金・まぐのりあ・亜紀・鶴子
650-31 洗車する水音近き網戸かな -
650-32 高音のオペレーターや夏の蝶 亜紀 2 鶴子・泥亀
650-33 日が暮れる空き家の庭の半夏生 2 越冬こあら・鶴子
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