第 653 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成30年8月12日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
653-01 弁当のおかず減らして終戦日 越冬こあら 3 未貴・野木編・鶴子
653-02 隣町の友見舞いて遠花火 鶴子 1 野木編
653-03 父の吹く草笛すぐにハミングへ 野木編 1 ヤチ代
653-04 田草取る時間を天に奪はれて 泥亀 1 クリトン
653-05 盆東風や南に立ちて父母の国 鶴子 2 まぐのりあ・泥亀
653-06 大夕焼ムンク真似して自撮りせり 野木編 2 クリトン・鶴子
653-07 生あくび堪へてゐたる冷房車 亜紀 2 まぐのりあ・泥亀
653-08 廃校の人影のなし猫じゃらし 鶴子 2 越冬こあら・泥亀
653-09 蓮の実や日へ放ちては五色へと -
653-10 子は鮪のごとく休まず海水浴 -
653-11 かなかなの急かす終発リフトかな ヤチ代 4 こひつじ・野木編・亜紀・クリトン
653-12 捕虫網置いて木登りしたあの日 -
653-13 人住まぬ家となりたり夏薊 亜紀 3 まぐのりあ・越冬こあら・クリトン
653-14 何もかも渚の浚ひ晩夏光 未貴 1 まぐのりあ
653-15 子供神輿老人ホームに寄りにけり こひつじ 2 未貴・泥亀
653-16 地下道の四番出口に今朝の秋 まぐのりあ 4 未貴・野木編・越冬こあら・亜紀
653-17 醜名入り座布団肩に相撲取 -
653-18 出発前に鳴らす麦酒のプルトップ こひつじ 1 まぐのりあ
653-19 錠剤の転がる先や夏の果て まぐのりあ 4 ヤチ代・こひつじ・越冬こあら・鶴子
653-20 車窓より初秋いろ付く九十九折 未貴 2 越冬こあら・泥亀
653-21 旱星明日もこのまま晴れるのか クリトン 1 鶴子
653-22 光る輪を嵌めて駆ける子夏祭り -
653-23 秋の夜の皿を洗っておる襷 越冬こあら 1 こひつじ
653-24 ボランティア休む重機の片蔭に 泥亀 4 ヤチ代・こひつじ・野木編・亜紀
653-25 秋立つや時速五十キロ窓開けて 野木編 1 鶴子
653-26 一塁へ走りてアウト大西日 亜紀 3 ヤチ代・未貴・クリトン
653-27 鳳仙のほろほろ弾む道祖神 -
653-28 秋めくや蛍光灯の残光も 未貴 1 亜紀
653-29 張れるだけ強情張って唐辛子 越冬こあら 4 ヤチ代・未貴・こひつじ・亜紀
653-30 朝顔の由緒正しき団十郎 -
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