第 654 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成30年8月26日
兼題:「稲の花」、「秋めく」、「片」 ※「片」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
654-01 片足のバランスで立つ案山子かな 未貴 2 越冬こあら・こひつじ
654-02 待たさるる時長かりし稲の花 -
654-03 腰の曲がる婆が見回る稲の花 こひつじ 1 未貴
654-04 秋めくやくれなゐ色のベレー帽 亜紀 1 こひつじ
654-05 台風の進路予報や片頭痛 ヤチ代 6 越冬こあら・野木編・こひつじ・亜紀・鶴子・泥亀
654-06 古里に過疎のにほひや稲の花 野木編 3 ヤチ代・亜紀・クリトン
654-07 片鶉愛の流転を繰り返し -
654-08 蜩や女人悩ます片頭痛 -
654-09 秋の夜や片言交すの旅行客 クリトン 3 越冬こあら・亜紀・泥亀
654-10 和菓子屋に彩り増して秋めきぬ 野木編 4 越冬こあら・こひつじ・クリトン・鶴子
654-11 渓谷のひとそよぎして秋めきぬ -
654-12 秋めくや青磁の皿に盛る肴 未貴 4 こひつじ・ヤチ代・亜紀・泥亀
654-13 秋めくや座布団折って結跏趺坐 越冬こあら 4 野木編・未貴・ヤチ代・クリトン
654-14 姦しきスマホ画面や稲の花 越冬こあら 2 ヤチ代・泥亀
654-15 稲の花送電線は聳え立ち 亜紀 2 野木編・未貴
654-16 秋桜また笑はせる片ゑくぼ 亜紀 1 クリトン
654-17 林道の露草揺れし片思ひ 鶴子 1 越冬こあら
654-18 乳液の皮膚に馴染みて秋めける -
654-19 稲の花今年の出来を思案する クリトン 1 鶴子
654-20 片方のピアス無くして夏果てる こひつじ 2 野木編・泥亀
654-21 秋めきて谷の向ふの信号灯 -
654-22 叔母のゐるホームを見舞ふ稲の花 未貴 1 鶴子
654-23 秋づくや裏窓開けし深呼吸 -
654-24 秋めくやカタンコトンと電車過ぐ こひつじ 1 クリトン
654-25 稲の花うしろは比叡延暦寺 泥亀 4 野木編・未貴・ヤチ代・亜紀
654-26 あぜ道をゆつくりゆかば稲の花 -
654-27 片麻痺の父の握りし新大豆 野木編 2 未貴・鶴子
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