第 670 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成31年4月7日
兼題:「別れ霜」、「浅蜊」、「家」 ※「家」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
670-01 忘れ霜起伏の多き海の町 亜紀 2 野木編・ヤチ代
670-02 小さき音漏らし水吐く浅利かな ヤチ代 1 亜紀
670-03 網の目に雑魚の目の有り別れ霜 泥亀 1 未貴
670-04 別れ霜やまとことばを交はす里 未貴 3 野木編・こひつじ・クリトン
670-05 若布干し海の匂ひの家郷かな 泥亀 1 未貴
670-06 里山の端に古民家つばめ来る 未貴 2 越冬こあら・亜紀
670-07 ちりめんじゃこ母の残した家具と筆 越冬こあら 3 泥亀・亜紀・鶴子
670-08 別れ霜気象予報という資格 越冬こあら 1 ヤチ代
670-09 ぶつぶつと気泡吐き出す浅蜊かな 泥亀 1 鶴子
670-10 リハビリの一歩一歩や別れ霜 こひつじ 3 野木編・越冬こあら・未貴
670-11 酒蒸しの浅蜊口開く今日の膳 -
670-12 別れ霜無印良品の如雨露 ヤチ代 1 越冬こあら
670-13 床の間の先祖の家訓に春の蠅 こひつじ 2 越冬こあら・亜紀
670-14 旧家の門ひらきし庭の夕ざくら クリトン 2 越冬こあら・こひつじ
670-15 忘れ霜球は転々右中間 野木編 2 泥亀・ヤチ代
670-16 花筏家鴨の後をたゆたひて 野木編 2 泥亀・鶴子
670-17 菜の花や昭和の家といふ実家 亜紀 4 野木編・未貴・こひつじ・クリトン
670-18 酒蒸しの浅利ふつくら縄のれん 亜紀 1 泥亀
670-19 カレー家のシバ神像と金盞花 -
670-20 江戸前の砂を吐き出す浅蜊かな 野木編 3 こひつじ・鶴子・クリトン
670-21 山里は日が里照らす別れ霜 -
670-22 欲張れば指を切りたるアサリ狩り こひつじ 1 未貴
670-23 別れ霜鍬の先にも薄々と -
670-24 砂はいて日本酒に酔ふ浅蜊かな 鶴子 1 クリトン
670-25 しあはせな家より燈す春の宵 鶴子 1 泥亀
670-26 浅蜊汁昔話がまたひとつ 越冬こあら 4 野木編・ヤチ代・こひつじ・鶴子
670-27 噴きたるは何処の砂か夜の浅利 未貴 3 ヤチ代・亜紀・クリトン
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