第 677 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和元年月7月14日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
677-01 終電の響き高まる盆帰省 泥亀 1 野木編
677-02 白玉や生える如くにニューマンション 越冬こあら 2 こひつじ・未貴
677-03 夏山やこだまの中の浄水場 泥亀 2 野木編・未貴
677-04 レジ袋提げて戻りぬ夜の金魚 亜紀 2 ヤチ代・越冬こあら
677-05 紫陽花の人待ち顔に迎えられ 越冬こあら 3 泥亀・未貴・クリトン
677-06 側溝の水の浄しや日雷 -
677-07 大小の蟻の穴あり避け通る 亜紀 1 野木編
677-08 かんてきの炭バタバタと渋団扇 クリトン 2 泥亀・こひつじ
677-09 手に触れず見定めるべし水蜜桃 こひつじ 3 ヤチ代・未貴・クリトン
677-10 片陰の向こうは母のデイホーム 野木編 2 越冬こあら・クリトン
677-11 浮世絵の男の寄り目はたたかみ 泥亀 2 野木編・亜紀
677-12 見上ぐるる娘の背丈桐の花 ヤチ代 1 泥亀
677-13 椿油一滴浮かべ髪洗ふ こひつじ 1 亜紀
677-14 まず金魚買つてしまひぬ夜店かな こひつじ 3 泥亀・ヤチ代・クリトン
677-15 街路樹は切株となり夏の雨 未貴 3 ヤチ代・こひつじ・越冬こあら
677-16 落し文いまは昔の通学路 野木編 1 クリトン
677-17 並べたる多肉植物黴びめきて 未貴 1 亜紀
677-18 梅雨晴れや登校する児の手に合羽 -
677-19 釣り竿を吟味してゐるサングラス 亜紀 2 野木編・越冬こあら
677-20 ロリポップなめなめ笑ふ祭髪 ヤチ代 2 こひつじ・越冬こあら
677-21 萍を入れて落ち着く金魚かな クリトン 2 ヤチ代・亜紀
677-22 歩く人漕ぐ人もいて夏の朝 越冬こあら 1 未貴
677-23 手のひらの汗をぬぐひて人と書く 野木編 2 泥亀・こひつじ
677-24 港見て丘の晩涼わかちあふ 未貴 1 亜紀
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