第 686 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和元年11月17日
兼題:「切干」、「冬構」、「由」 ※「由」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
686-01 鉢物の位置変へも冬構なり -
686-02 切干や家族の無事にまず安堵 越冬こあら 4 泥亀・野木編・クリトン・未貴
686-03 役場経由乗合バスや冬ぬくし こひつじ 2 亜紀・野木編
686-04 由緒ある寺の鐘楼木の実降る 未貴 2 ヤチ代・クリトン
686-05 風に乗り自由自在の枯れ落葉 クリトン 1 泥亀
686-06 初雪の自由の舞を見る校舎 越冬こあら 3 泥亀・野木編・未貴
686-07 切干や蒲団を先に取込みて -
686-08 西空に低き雲湧く冬構 未貴 1 亜紀
686-09 切干のお日様の香を水に溶き こひつじ 2 泥亀・越冬こあら
686-10 庭の木を集めて括る冬構 亜紀 2 ヤチ代・未貴
686-11 冬帽子現場に行けといふ理由 亜紀 3 ヤチ代・こひつじ・越冬こあら
686-12 挨拶も半音下がる冬構え 越冬こあら 3 亜紀・野木編・こひつじ
686-13 被災地も思い思いに冬構 野木編 1 クリトン
686-14 切干を煮る匂ひする夜道かな -
686-15 少年の由無し心青木の実 ヤチ代 2 野木編・未貴
686-16 切干や陽を全身に知多半島 -
686-17 この道を昇ればダム湖冬構 クリトン 1 越冬こあら
686-18 愛・絆・感謝の文字や墓囲い -
686-19 切干を大鉢に盛る祖母の味 ヤチ代 1 こひつじ
686-20 切干の匂ひは晴れの日の匂ひ 亜紀 2 クリトン・越冬こあら
686-21 炉開や由緒あるらし楽茶碗 野木編 2 泥亀・クリトン
686-22 焚火してただ理由(わけ)もなく滂沱かな 泥亀 2 ヤチ代・こひつじ
686-23 火を止めて夕暮れ色の切干煮 未貴 4 ヤチ代・亜紀・こひつじ・越冬こあら
686-24 神宮や朱の楼門の冬構 泥亀 2 亜紀・未貴
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