第 696 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和2年4月5日
兼題:「古巣」、「蕨餅」、「顔」 ※「顔」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
696-01 パンジーは笑顔泣き顔どちらかな -
696-02 あの声も笑ひも遠し古巣かな -
696-03 庭下駄に唄ふ蛙は顔馴染み 野木編 3 ヤチ代・越冬こあら・亜紀
696-04 古巣ある納屋に足踏み脱穀機 越冬こあら 3 こひつじ・未貴・亜紀
696-05 間隔をあけて座れる蕨餅 亜紀 4 泥亀・ヤチ代・越冬こあら・こひつじ
696-06 志野皿に黒文字添へて蕨餅 野木編 1 越冬こあら
696-07 まず作り笑顔からでもチューリップ -
696-08 他人には良い顔をして春愁う -
696-09 落ちさうで落ち留まるらむ古巣かな ヤチ代 1 野木編
696-10 じわじわと日暮れの迫る夕顔に 泥亀 1 未貴
696-11 サークルの持寄りおやつ蕨餅 ヤチ代 1 泥亀
696-12 分ける手を目を離さずに蕨餅 こひつじ 1 野木編
696-13 蕨餅包んだ紙も畳置く 越冬こあら 3 野木編・未貴・亜紀
696-14 パソコン越しの顔に語れる花曇 -
696-15 棟上げは古巣の上と烏決め -
696-16 無くしもの古巣のなかに現はるる 未貴 2 ヤチ代・野木編
696-17 内密がばれる口元わらび餅 未貴 4 泥亀・ヤチ代・越冬こあら・こひつじ
696-18 顔ぶれの揃はぬ茶房はなぐもり 未貴 5 泥亀・ヤチ代・越冬こあら・こひつじ・亜紀
696-19 取り外す「頭上注意」と古巣かな こひつじ 4 泥亀・野木編・未貴・亜紀
696-20 生き足りてにこにことゐる蕨餅 泥亀 2 こひつじ・未貴
696-21 バンドエイドを剥がしてゐたる古巣かな -
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