第 700 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和2年5月31日
兼題:「初鰹」、「風薫る」、「鉄」 ※「鉄」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
700-01 山がちの町に届きし初鰹 ゐてふ 2 Yumi・順之介
700-02 JR渋谷駅前風薫る 兎六 1 野木編
700-03 ゆっくりと鉄砲百合咲き雨を呼ぶ まぐのりあ 1 クリトン
700-04 初夏や鉄筋コンクリート朽ち 兎六 3 亜紀・未貴・早香
700-05 鉄板は業界用語ダービー来 らくだ 2 野木編・こひつじ
700-06 園庭に遊具戻りて風薫る まぐのりあ 1 ヤチ代
700-07 父逝きし日の風薫りたる空よ -
700-08 ひととほり薬味揃ひて初鰹 まぐのりあ 4 ヤチ代・野木編・ゐてふ・順之介
700-09 初がつを十品目を料る日々 -
700-10 初鰹おひとりさまのいいところ らくだ 4 赤胡・ヤチ代・越冬こあら・未貴
700-11 金婚式も一緒にいようね初鰹 -
700-12 薫風の含みしタオル取り込みて -
700-13 鉄板に放つ玉子や聖五月 亜紀 7 泥亀・赤胡・兎六・越冬こあら・らくだ・こひつじ・順之介
700-14 風薫るずうずう弁の祝歌 未貴 2 まぐのりあ・亜紀
700-15 憂い惑い躊躇い後風薫る -
700-16 懐かしき君のロン毛へ水鉄砲 -
700-17 鉄人の赤銅色や綿の花 Yumi 1 赤胡
700-18 薫風や炊事洗濯からっきし 越冬こあら 1 Yumi
700-19 結び目に鉄線の花髪飾り -
700-20 宗匠の選に預かり初鰹 越冬こあら 1 赤胡
700-21 鉄幹の遺影面長白桜忌 越冬こあら 2 野木編・鶴子
700-22 記念日の招待メール初鰹 亜紀 2 鶴子・早香
700-23 初鰹横目で見つつ通り過ぎ -
700-24 南よりぴちぴち群れて初鰹 -
700-25 風薫る毛刈り日和の牧場かな ゐてふ 6 Yumi・あこちゃん・クリトン・越冬こあら・鶴子・早香
700-26 初鰹ぶ厚き切りを呼ばれけり 順之介 1 亜紀
700-27 一献を下戸にも勧む初鰹 ヤチ代 5 泥亀・まぐのりあ・あこちゃん・順之介・未貴
700-28 行進曲に貰ふエールや風薫る 亜紀 1 まぐのりあ
700-29 薫風や忘れておりし誕生日 らくだ 1 鶴子
700-30 まるばつを競ひて空の水鉄砲 -
700-31 鉄錆のベンチに落とす鯉の影 -
700-32 初鰹海に向かってブーツ脱ぐ -
700-33 深鉢に堆く盛る初鰹 -
700-34 五歳児と競って食べる初鰹 -
700-35 便箋に程良き余白風薫る あこちゃん 7 泥亀・赤胡・クリトン・越冬こあら・らくだ・鶴子・こひつじ
700-36 際立てり鉄砲百合と牧師館 ヤチ代 2 まぐのりあ・未貴
700-37 差入れを問はば即ち初鰹 あこちゃん 2 ヤチ代・ゐてふ
700-38 わかやま鉄道ねこ駅長の白い服 クリトン 1 兎六
700-39 一斉に竿の飛び交ふ初鰹 泥亀 2 兎六・亜紀
700-40 風薫る温泉郷ののぼり旗 順之介 2 あこちゃん・クリトン
700-41 食べ鉄や穴子づくしの予讃線 野木編 4 ゐてふ・らくだ・こひつじ・未貴
700-42 竹串の焼け焦げたるや初鰹 野木編 2 Yumi・兎六
700-43 鉄線花鈴の音揺らし猫通る あこちゃん 1 早香
700-44 黙々と小便小僧風薫る -
700-45 さんさんと鎮守の森は風薫る -
700-46 薫風を新しさうに印度人 赤胡 2 ゐてふ・らくだ
700-47 嬰の声今朝も元気に風薫る クリトン 1 あこちゃん
700-48 風薫る紅水晶のペンダント Yumi 2 泥亀・順之介
700-49 鉄釜の無音のお湯や一重帯 こひつじ 4 Yumi・兎六・らくだ・早香
700-50 鉄塔のあかり侘しい夏の夕 -
700-51 鍛鉄の羊うつくし聖五月 順之介 3 ヤチ代・野木編・まぐのりあ
700-52 風薫る妻には妻の歩幅あり 泥亀 6 あこちゃん・クリトン・ゐてふ・越冬こあら・こひつじ・亜紀
700-53 鉄線に夜の深みゆく月日かな -
700-54 不器用に眼微笑む初鰹 Yumi 1 泥亀
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