第 701 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和2年6月14日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
701-01 ひざまづき祈る姿に茄子を植う -
701-02 編みさしのビーズの光り明易し 未貴 3 ヤチ代・ゐてふ・亜紀
701-03 薫風やプチお洒落して美容院 -
701-04 笹蜘蛛の跳びて小庭の茂りかな 順之介 3 泥亀・未貴・クリトン
701-05 ゴキブリは絶滅したと言ってくれ らくだ 1 こひつじ
701-06 五月闇くりんと猫が振り返り -
701-07 気骨ある順に早逝額紫陽花 越冬こあら 1 順之介
701-08 白芙蓉知らぬが仏の日もあり まぐのりあ 1 ヤチ代
701-09 蝸牛の子距離を保ちて一列び 順之介 1 ゐてふ
701-10 葉を広げ柿の葉鮓に賑はへり -
701-11 枇杷をもぐ背伸びて坊や微笑めリ -
701-12 一望をたいらにみをる夏の月 -
701-13 包丁を研ぎ始めたり熟れトマト 野木編 3 ゐてふ・亜紀・まぐのりあ
701-14 白玉を下戸も上戸も好みをり ヤチ代 2 順之介・まぐのりあ
701-15 梅雨晴れ間傘を忘れて店を出る クリトン 1 らくだ
701-16 野茨に捨て鐘聞こゆ暮れ六つや -
701-17 一輪咲く野の花摘んで安居かな 鶴子 2 泥亀・野木編
701-18 白き山映して青き植田かな。 クリトン 1 鶴子
701-19 日に二便バスを待ちをり青田風 まぐのりあ 5 野木編・ゐてふ・亜紀・クリトン・鶴子
701-20 父の日も父そっちのけ次女三女 ゐてふ 3 野木編・順之介・クリトン
701-21 借りし本返さぬままに入梅かな らくだ 3 野木編・越冬こあら・鶴子
701-22 ぞろぞろと江戸を目指すか蟻の道 こひつじ 1 越冬こあら
701-23 夏つばめ鳴く断捨離の手が迷う 未貴 4 ヤチ代・順之介・らくだ・こひつじ
701-24 たまさかの出逢いにやさし冷素麺 未貴 1 越冬こあら
701-25 夏服やくすぐりったがり屋の脇 -
701-26 梅雨晴れや野球部員の坊主刈り -
701-27 人声に蜥蜴の背中光りけり 亜紀 3 泥亀・ゐてふ・未貴
701-28 梅雨の星小さく叶う願い事 越冬こあら 2 らくだ・クリトン
701-29 帆を張ればヨツト羽化する夏の湖 泥亀 3 ヤチ代・らくだ・クリトン
701-30 あぢさゐの山を巡りぬこぬか雨 亜紀 1 ヤチ代
701-31 下駄の音父に短し宿浴衣 野木編 1 まぐのりあ
701-32 月涼し一日葬の式次第 越冬こあら 3 野木編・亜紀・未貴
701-33 作業前から汗だくでふらっふら らくだ 1 未貴
701-34 卒寿への道半ばにて心太 泥亀 2 越冬こあら・鶴子
701-35 梅雨入りやダム湖の水の音高く クリトン 3 泥亀・まぐのりあ・未貴
701-36 雨音はスタッカートのアマリリス ゐてふ 2 こひつじ・鶴子
701-37 桜桃忌生き抜く為の米を研ぐ ゐてふ 4 越冬こあら・らくだ・亜紀・こひつじ
701-38 風薫る妻には妻の歩幅あり -
701-39 接待の慣れぬ距離感梅雨に入る 亜紀 4 泥亀・順之介・こひつじ・まぐのりあ
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