第 702 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和2年6月28日
兼題:「百合」、「虹」、「待」 ※「待」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
702-01 待たされてふかふかの椅子アイスティ 順之介 2 ヤチ代・鶴子
702-02 百合園の香りの中の子の笑顔 クリトン 1 泥亀
702-03 携帯など無き待ち合わせ梅雨晴間 こひつじ 2 未貴・泥亀
702-04 幻住庵のマリア灯籠百合咲けり 泥亀 1 亜紀
702-05 虹消えて落日残る石切場 まぐのりあ 7 野木編・亜紀・ゐてふ・順之介・未貴・クリトン・越冬こあら
702-06 夕虹や夢膨らみて帰り道 鶴子 1 泥亀
702-07 ちょっと待ってと言いながらハンカチを らくだ 1 鶴子
702-08 「明日も待つ」伝言板に夏の暮 まぐのりあ 2 野木編・亜紀
702-09 花束の百合を抱きて登壇す 亜紀 1 泥亀
702-10 待望の予定流るる梅雨の闇 ヤチ代 1 ゐてふ
702-11 杣道の轍狭める百合の花 まぐのりあ 2 順之介・クリトン
702-12 山百合や良寛の書のいろは文字 鶴子 6 ヤチ代・らくだ・亜紀・まぐのりあ・こひつじ・越冬こあら
702-13 夏までと期待したけどまだ傍に -
702-14 コロナ禍の銀座に虹の懸りけり -
702-15 佳き朝の挨拶を待つ閑古鳥 鶴子 1 未貴
702-16 百合咲くや徒弟制度の残る街 越冬こあら 2 ゐてふ・泥亀
702-17 小中高一貫校百合の花 ヤチ代 1 まぐのりあ
702-18 虹指してふりむくひとのえくぼかな らくだ 1 順之介
702-19 コロナ禍の待合室や朝曇 -
702-20 犬連れて散歩みなとの丘の百合 未貴 1 鶴子
702-21 旅客機は虹に向かって一直線 クリトン 1 順之介
702-22 揉める国虹を越えてと歌う国 -
702-23 すくと立つ鉄砲百合の角度かな らくだ 1 ゐてふ
702-24 畳屋の薬缶口飲み虹を吹く ヤチ代 1 野木編
702-25 ちぐはぐな母の話や百合の里 こひつじ 3 らくだ・クリトン・鶴子
702-26 制服のつまみ洗いや百合花粉 野木編 2 ヤチ代・未貴
702-27 百合揺るる御勝手口の名入れ瓶 ゐてふ 1 野木編
702-28 虹追ひて夜へ突入スバリスト -
702-29 別れぎわ虹七色を容れて撮る 未貴 2 野木編・越冬こあら
702-30 宵待草指しなやかな弥勒仏 -
702-31 虹の根へ行きたる人を思ひけり 亜紀 3 こひつじ・未貴・クリトン
702-32 撒水車小さき虹を引き連れて 野木編 3 ゐてふ・まぐのりあ・越冬こあら
702-33 ガラス器を飛び立ちさうな百合の花 順之介 2 こひつじ・鶴子
702-34 縫ひ終へて待ち針数ふ梅雨の夜 野木編 5 ヤチ代・らくだ・まぐのりあ・こひつじ・クリトン
702-35 待ち人を待ちつ一献夏の宵 -
702-36 待ち人は来ず七月の天気雨 越冬こあら 1 順之介
702-37 虹消えて街のさざめき戻りけり 順之介 3 ヤチ代・らくだ・こひつじ
702-38 夕虹や濡れたる靴に紙を詰め こひつじ 4 らくだ・亜紀・まぐのりあ・越冬こあら
702-39 待つとなく待つ愛のいろ薄紫陽花 -
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