第 720 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和3年3月7日
兼題:「田楽」、「開帳」、「自」 ※「自」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
720-01 自動ドアさえもためらう春疾風 らくだ 1 泥亀
720-02 羽ばたきて蜜吸ふ鳥や御開帳 順之介 2 ヤチ代・越冬こあら
720-03 田楽の味噌の三種やガード下 亜紀 4 泥亀・こひつじ・越冬こあら・ゐてふ
720-04 開帳や駅で落ち合ふ四姉妹 ヤチ代 1 亜紀
720-05 電動の自転車を漕ぎ春麗ら -
720-06 鳥雲に老いて自分を甘やかす こひつじ 3 ヤチ代・亜紀・未貴
720-07 出開帳てふ御仏の慰安旅行 ゐてふ 2 らくだ・順之介
720-08 ペコちゃんの如く田楽味噌舐めり ヤチ代 3 泥亀・こひつじ・ゐてふ
720-09 イントロを聞くやうに待つご開帳 亜紀 1 ヤチ代
720-10 きざはしの列に鳥こゑ御開帳 未貴 1 亜紀
720-11 開帳の誘いを受けて思案する -
720-12 田楽の櫛を数へつ話し込む -
720-13 田楽やはふはふふうふ御壺口 まぐのりあ 1 クリトン
720-14 自らのなに遺せるや春の月 未貴 2 こひつじ・ゐてふ
720-15 春日影平行となる自転軸 ゐてふ 1 まぐのりあ
720-16 湯気ゆらし田楽きたり手酌酒 順之介 2 らくだ・クリトン
720-17 ミモザ揺れ赤き自転車画家の庭 -
720-18 山火事を免れ給ひ出開帳 泥亀 2 まぐのりあ・こひつじ
720-19 自我少し目覚めてきたる猫柳 亜紀 2 順之介・越冬こあら
720-20 消毒ののち手を合わす御開帳 らくだ 2 亜紀・ゐてふ
720-21 田楽や今宵ふるさと語らずに 越冬こあら 3 順之介・まぐのりあ・泥亀
720-22 暖かや自選句集の紙選び 越冬こあら 3 らくだ・未貴・ゐてふ
720-23 田楽や軒端の比良を眺めつつ 泥亀 1 未貴
720-24 給食の味噌田楽を黙食す こひつじ 2 順之介・ヤチ代
720-25 水槽に主自慢の栄螺かな -
720-26 白酒の旗と床几の茶店かな ヤチ代 2 泥亀・クリトン
720-27 田楽の余りの味噌でもう一本 ゐてふ 1 順之介
720-28 開帳や佛の崩れたる鼻腔 こひつじ 3 らくだ・越冬こあら・クリトン
720-29 御開帳如来坐像の印を真似 まぐのりあ 1 亜紀
720-30 七癖のひとつは父似味噌田楽 未貴 4 まぐのりあ・ヤチ代・こひつじ・越冬こあら
720-31 御開帳一年延期奉賛会 越冬こあら 1 未貴
720-32 亀鳴くや自明と真は一致せず 順之介 2 らくだ・まぐのりあ
720-33 田楽の味噌の薀蓄ひとくさり らくだ 2 未貴・クリトン
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