第 721 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和3年3月21日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
721-01 留守電の声のこもれる花曇 亜紀 2 順之介・越冬こあら
721-02 機能美を極め磯巾着ゆれる -
721-03 嫁の地に暮らす息子や鳥帰る ヤチ代 3 らくだ・亜紀・越冬こあら
721-04 花咲いて五客セットをひとつ欠く らくだ 2 こひつじ・泥亀
721-05 春昼をかってにアップデートする らくだ 2 順之介・ヤチ代
721-06 震災に枯れし源泉つばくらめ こひつじ 1 順之介
721-07 春分や七十八億球の上 -
721-08 古書店の一冊十円あたゝかし こひつじ 2 ゐてふ・泥亀
721-09 点滅の信号急ぐ春日傘 ヤチ代 1 順之介
721-10 やはらかき波動に目覚め春の雨 未貴 2 こひつじ・らくだ
721-11 まだ土筆されど土筆やみちのくは 未貴 1 泥亀
721-12 駆け出せばてんでばらばら野の遊び こひつじ 5 ゐてふ・らくだ・亜紀・ヤチ代・未貴
721-13 揺れ長きなゐのまにまに春の月 亜紀 1 越冬こあら
721-14 容堂のヨイハッケヨイ春を呼ぶ ゐてふ 2 順之介・越冬こあら
721-15 啓蟄や玩具箱よりオートバイ 泥亀 5 ゐてふ・亜紀・ヤチ代・未貴・越冬こあら
721-16 ひと仕事終へるや紫木蓮の街路 -
721-17 コロナ禍のランチタイムは春告げる -
721-18 麗かや軽い足音スラブ越し 越冬こあら 1 泥亀
721-19 白日をなほ白くして木蓮花 ゐてふ 2 らくだ・亜紀
721-20 春なれや病室五人癒近し 泥亀 2 ゐてふ・未貴
721-21 地虫出づ車が空を飛ぶなんて 順之介 3 ゐてふ・こひつじ・ヤチ代
721-22 使用後のペンを拭きゐて花曇り 順之介 1 こひつじ
721-23 見上ぐるる春分の日の鳥瞰図 -
721-24 卒業の昼のフルーツサンドかな 順之介 4 こひつじ・らくだ・亜紀・ヤチ代
721-25 待ち人のベンチに据える落椿 未貴 1 泥亀
721-26 永日や真っ直ぐ帰り手を洗ふ ゐてふ 1 未貴
721-27 三椏の小径小走り飾り髪 越冬こあら 1 未貴
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