第 724 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和3年5月2日
兼題:「立夏」、「蚕豆」、「降」 ※「降」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
724-01 夏めくや降車ボタンを押す和服 越冬こあら 2 クリトン・こひつじ
724-02 立夏とて力抜かずに生きている -
724-03 アイロンのスチーム「強」にして立夏 こひつじ 5 泥亀・らくだ・ヤチ代・亜紀・未貴
724-04 今朝の夏例えるならば真空色 ゐてふ 1 順之介
724-05 蚕豆や幼子の手の湿りたる 順之介 5 泥亀・らくだ・ゐてふ・クリトン・越冬こあら
724-06 夏めくや昇降口の落し物 ヤチ代 1 クリトン
724-07 夏来るアンパンマンはンが三つ 越冬こあら 2 ヤチ代・亜紀
724-08 蚕豆を茹でてやんはり謝りぬ 亜紀 3 順之介・らくだ・こひつじ
724-09 薔薇園のもつとも近き降車場所 亜紀 1 未貴
724-10 蚕豆の期待はずれや豆ひとつ -
724-11 蚕豆を剥いて笑顔の園児たち クリトン 1 泥亀
724-12 鉄橋をくぐりて眩し立夏かな 順之介 1 ゐてふ
724-13 蚕豆が緑一杯ゆで上がる 泥亀 1 ゐてふ
724-14 蚕豆やドラマ今夜も大団円 越冬こあら 2 ヤチ代・こひつじ
724-15 夏めくや海を眼下に昇降機 未貴 1 らくだ
724-16 グラスの水替へて立夏のカフェテラス -
724-17 蚕豆の茹で方習ふ定年夫 -
724-18 降下訓練じつと見詰むる端午の児 -
724-19 神宮に夏の太陽降り注ぐ -
724-20 蚕豆や過保護に徹す座敷犬 ヤチ代 2 クリトン・越冬こあら
724-21 組立てる立夏のドールハウスかな -
724-22 若葉まで螺旋階段降りてゆく らくだ 2 泥亀・亜紀
724-23 夏来る波打ちぎはに波きざみ -
724-24 降りられぬ犬を迎へに跣足かな 順之介 1 ゐてふ
724-25 新緑や鳥の声降る神の杜 クリトン 3 順之介・越冬こあら・亜紀
724-26 茹でる焼く揚げる蚕豆ありがとう らくだ 3 順之介・越冬こあら・未貴
724-27 陰干しの布団叩いて夏来たる クリトン 2 越冬こあら・未貴
724-28 嫁っこが降参ポーズ袋掛 こひつじ 3 順之介・クリトン・ヤチ代
724-29 夏に入る坂の手前でギアを変え らくだ 6 泥亀・ゐてふ・ヤチ代・こひつじ・亜紀・未貴
724-30 そらまめの莢を飛び出す四分音符 未貴 2 らくだ・こひつじ
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