第 725 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和3年5月16日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
725-01 満開や薔薇屋敷とはほめ言葉 らくだ 3 ヤチ代・亜紀・未貴
725-02 草むしり丸き背中のシャツ短 順之介 1 亜紀
725-03 少女等のひかがみ眩し青嵐 ヤチ代 1 ゐてふ
725-04 ゼンマイを竪琴にして夏の蝶 -
725-05 青葉木菟命を守るディスタンス -
725-06 吊るされて頃合ひの良きバナナの斑 亜紀 2 らくだ・泥亀
725-07 凸凹の山並み青葉限りなし クリトン 2 らくだ・亜紀
725-08 新緑や楠公通いし路といふ -
725-09 余命とは乾きつつある水中花 こひつじ 1 ゐてふ
725-10 連山を背負ひ郷里の青田かな -
725-11 単線の電車見送る蝸牛 亜紀 4 越冬こあら・こひつじ・未貴・泥亀
725-12 薔薇開ききる直前の魅惑かな こひつじ 2 順之介・越冬こあら
725-13 夏兆す風をまとひて自己暗示 泥亀 2 らくだ・クリトン
725-14 夏めきしものの一つに浪の音 泥亀 2 ヤチ代・亜紀
725-15 順番を待つ順番を待つ薄暑 越冬こあら 4 ゐてふ・らくだ・こひつじ・泥亀
725-16 付箋ほどひらく草花朝ぐもり 未貴 1 ゐてふ
725-17 新緑や上履き裏の画鋲鳴る ゐてふ 3 順之介・こひつじ・未貴
725-18 どくだみの花の白さよ鉄条網 順之介 3 ヤチ代・越冬こあら・クリトン
725-19 葉桜の駅あかべこが首ゆらす 未貴 1 順之介
725-20 君の頬撫で若葉風通り過ぐ -
725-21 夏座敷鞄並べて旅気分 -
725-22 「ウォーリーをさがせ!」リアル版の運動会 -
725-23 洗い髪乾かしなにも着たくない 順之介 2 こひつじ・未貴
725-24 解熱剤効かぬ恋路や夏に入る ゐてふ 1 クリトン
725-25 糠床の匂ひ手に染む迎へ梅雨 ゐてふ 7 順之介・ヤチ代・らくだ・越冬こあら・こひつじ・クリトン・泥亀
725-26 差入れのバナナ置かるる部室かな ヤチ代 2 ゐてふ・泥亀
725-27 不機嫌を上書きさるる栗の花 らくだ 4 ヤチ代・越冬こあら・亜紀・未貴
725-28 柿若葉ベランダ越しの会話かな ヤチ代 2 順之介・クリトン
725-29 園児らの列を横切る蟻の列 -
725-30 お気に入り泣く泣く捨てる更衣 -
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