第 731 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和3年8月8日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
731-01 藻の花の水をつなぎて咲きにけり 泥亀 4 亜紀・クリトン・未貴・らくだ
731-02 百日紅咲きぬ八年目の実生 -
731-03 玉葱の飴色香る午後の五時 -
731-04 色ほどに熟しておらぬ桃かじる らくだ 1 ゐてふ
731-05 エプロンと髪留め外し昼寝かな こひつじ 4 ゐてふ・泥亀・順之介・らくだ
731-06 土用干ビーズこぼれて思い出も -
731-07 肩車されて枇杷の実目の高さ ヤチ代 3 越冬こあら・クリトン・未貴
731-08 蝉時雨ぐんぐん伸びる棒グラフ 未貴 6 ヤチ代・順之介・こひつじ・越冬こあら・亜紀・らくだ
731-09 緑陰をちょっと拝借郵便夫 泥亀 2 こひつじ・クリトン
731-10 終わるもの終わらないもの夏の果 越冬こあら 2 順之介・こひつじ
731-11 びしよ濡れの兵どもや水鉄砲 順之介 2 こひつじ・らくだ
731-12 秋の雷一鳴り毎に季の進む -
731-13 晩夏光母の残した絵具箱 越冬こあら 1 泥亀
731-14 兵児帯をふわり揺らして盆踊り -
731-15 かなかなや二ノ坂茶屋は店じまい 順之介 4 ゐてふ・ヤチ代・亜紀・クリトン
731-16 まだ雲の湧き立っている今朝の秋 -
731-17 前髪を切って涼しく描く眉 ヤチ代 2 亜紀・未貴
731-18 欅大樹のもとあまたなる蝉の穴 亜紀 2 泥亀・こひつじ
731-19 暑気中り縦より横を好みをり 未貴 1 順之介
731-20 蝸牛素手で掴んで笑顔の子 -
731-21 秋立つやマスクネクタイエコバッグ 越冬こあら 3 ヤチ代・順之介・未貴
731-22 水馬懐に雲抱きけり 泥亀 5 ゐてふ・越冬こあら・亜紀・クリトン・らくだ
731-23 間を開けてラジオ体操夏休み クリトン 1 泥亀
731-24 裏返しやっとこさ脱ぐ汗の服 こひつじ 1 ゐてふ
731-25 かしましく岩に跳ねとぶ蝉の声 クリトン 1 泥亀
731-26 散骨は友の遺志なり夏の海 こひつじ 2 越冬こあら・未貴
731-27 星の夜わが織姫は不貞寝せり -
731-28 差入れの桃を食む入院の夜 -
731-29 立秋の紙飛行機の白さかな 亜紀 1 ヤチ代
731-30 捨てられぬクッキー缶や晩夏光 亜紀 2 ヤチ代・越冬こあら
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