第 734 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和3年9月19日
兼題:「芒」、「蚯蚓鳴く」、「底」 ※「底」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
734-01 根柢の理論に迷う夜学かな -
734-02 日がしずむまでを芒と吹かれけり -
734-03 芋名月隙を窺う地底人 越冬こあら 2 ゐてふ・順之介
734-04 蚯蚓鳴く愚かなりしも我なりき 順之介 2 越冬こあら・ゐてふ
734-05 雨風のやうやう止みて蚯蚓鳴く -
734-06 鍋底の焦げを落として秋入日 順之介 5 越冬こあら・らくだ・ヤチ代・未貴・亜紀
734-07 芒挿し今夜も来ない客を待つ 越冬こあら 1 泥亀
734-08 蚯蚓鳴く土の匂いは良い匂い ゐてふ 2 泥亀・クリトン
734-09 爺ちゃんの眉毛のごとき芒かな こひつじ 1 ヤチ代
734-10 蚯蚓鳴く男子禁制ウェブサイト らくだ 2 越冬こあら・ヤチ代
734-11 もわもわのすすきに風の渦や渦 未貴 1 順之介
734-12 惜しまれて死ねば良い人蚯蚓鳴く こひつじ 1 泥亀
734-13 地底より沸き立つ赤や曼殊沙華 こひつじ 2 未貴・亜紀
734-14 たちばなし水路の脇で蚯蚓鳴く クリトン 1 未貴
734-15 底抜けの笑いで締める秋祭 クリトン 3 らくだ・こひつじ・未貴
734-16 阿波踊心底惚れてゐたりけり ヤチ代 2 ゐてふ・順之介
734-17 福耳は父ゆづりなり蚯蚓鳴く ヤチ代 1 越冬こあら
734-18 蚯蚓鳴く歩きスマホは危険です 未貴 1 泥亀
734-19 丸き岩踏む靴底や水の秋 亜紀 5 越冬こあら・順之介・こひつじ・ヤチ代・クリトン
734-20 底紅の紅は憂ひか包み込み 未貴 1 亜紀
734-21 天地のうねり走れる芒原 亜紀 2 らくだ・こひつじ
734-22 地底より届く蚯蚓の唄清し 泥亀 2 らくだ・クリトン
734-23 芒野を風の大波小波かな ヤチ代 2 らくだ・クリトン
734-24 深呼吸芒の山の夕景色 クリトン 1 未貴
734-25 十六夜の一筆書の五芒星 -
734-26 底知れぬ知恵発揮するあしまとい 泥亀 1 ヤチ代
734-27 人を選り月夜に見せる腹の底 らくだ 2 ゐてふ・こひつじ
734-28 蚯蚓鳴く三畳半の庭なれど 越冬こあら 3 ゐてふ・亜紀・クリトン
734-29 夜習や瓶底眼鏡に籠る熱 ゐてふ 3 順之介・こひつじ・亜紀
734-30 芒揺れ振り落とさるる通り雨 ゐてふ 1 泥亀
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