第 736 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和3年10月17日
兼題:「寒露」、「蓑虫」、「割」 ※「割」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
736-01 味噌汁のしみじみ温き寒露かな 亜紀 3 らくだ・未貴・泥亀
736-02 部屋割が決まり一息酒を酌む クリトン 2 こひつじ・ゐてふ
736-03 割引のシール貼られし茸飯 ヤチ代 3 クリトン・越冬こあら・未貴
736-04 割印の甲乙上下そぞろ寒 順之介 2 らくだ・こひつじ
736-05 蓑虫に出会うてしまふ蝶番 亜紀 1 越冬こあら
736-06 蓑虫や単身赴任のワンルーム ヤチ代 4 クリトン・こひつじ・亜紀・泥亀
736-07 旬顔に蓑虫形のピアス揺れ ゐてふ 1 越冬こあら
736-08 天高しけふの割り箸真っ二つ こひつじ 4 ヤチ代・らくだ・ゐてふ・越冬こあら
736-09 割箸の如き別れや藪枯 越冬こあら 1 順之介
736-10 園児たち大声上げる寒露かな クリトン 1 泥亀
736-11 蓑虫や糸を光らせ風を受く -
736-12 七三の割合といふ紅葉かな 亜紀 2 ヤチ代・泥亀
736-13 帰りたくも帰れぬ家の寒露かな -
736-14 蓑虫やハートに脆き我がバリア -
736-15 阿蘇山の鳴動してゐる寒露かな 泥亀 2 亜紀・未貴
736-16 積む薪の切り口匂ふ寒露かな 未貴 4 クリトン・ヤチ代・らくだ・こひつじ
736-17 落花生きれいに割れず爪割れて ゐてふ 1 順之介
736-18 靴下も乾き切らずにもう寒露 -
736-19 防災セット検索したる寒露かな らくだ 1 ゐてふ
736-20 水割りもお湯割りも良し衣被 未貴 3 ヤチ代・亜紀・順之介
736-21 蓑虫の無聊へ放課後のチャイム 未貴 3 らくだ・越冬こあら・亜紀
736-22 割下に心を込め寒露かなな -
736-23 蓑虫や遺す言の葉選ぶ夜 -
736-24 みづうみの真青なるけふ案露かな -
736-25 自転車のサドル叩いて寒露かな ヤチ代 1 順之介
736-26 蓑虫や一億総中流社会 順之介 1 泥亀
736-27 綿羽に嘴うずめ寒露かな 順之介 3 ヤチ代・ゐてふ・未貴
736-28 チル求む若者の群れ寒露かな 越冬こあら 1 ゐてふ
736-29 実印で押す割印や十月来 らくだ 2 クリトン・未貴
736-30 蓑虫のすそのほつれて吹かれをり らくだ 4 クリトン・こひつじ・亜紀・順之介
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