第 739 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和3年11月28日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
739-01 紙端で指先を切る寒さかな こひつじ 2 順之介・ヤチ代
739-02 冬一間壁に二口コンセント 越冬こあら 3 順之介・亜紀・未貴
739-03 痛む膝庇い坂道冬来たる クリトン 2 泥亀・未貴
739-04 気に入りの角度は真横七五三 -
739-05 あれもこれも値上げの話初氷 -
739-06 こたつ猫お前がどけと言わんばかり 順之介 3 らくだ・こひつじ・クリトン
739-07 予約迄彷徨ふ街や雪催ひ 越冬こあら 3 らくだ・ゐてふ・こひつじ
739-08 蜜柑剥く指先見つつ聞く話 ヤチ代 2 こひつじ・越冬こあら
739-09 両腕の秤で定め京大根 こひつじ 1 ヤチ代
739-10 暦売めく営業部庶務秘書課 らくだ 1 順之介
739-11 白息や言えない愚痴の行きどころ 順之介 2 らくだ・ヤチ代
739-12 さざ波の闇に溶けゆく浮寝鳥 泥亀 3 亜紀・未貴・ヤチ代
739-13 燗つけて飲んでまた燗つけて飲む ゐてふ 3 泥亀・らくだ・順之介
739-14 読み返す「かもめ食堂」冬晴るる 亜紀 1 越冬こあら
739-15 木枯しや竹箒では捕まらぬ 泥亀 2 ゐてふ・クリトン
739-16 東屋の開放感といふ小春 亜紀 2 らくだ・越冬こあら
739-17 着ぶくれのちびっ子の手も一二三 -
739-18 小春日や猫も杓子もアブラハム 越冬こあら 1 ゐてふ
739-19 凩や雄叫び上げる鬼軍曹 ゐてふ 1 泥亀
739-20 亀に似し岩に小銭や冬の海 こひつじ 3 亜紀・クリトン・未貴
739-21 身に沁むや学び直しのノート白 -
739-22 凩や白壁の影揺れ止まず 亜紀 2 クリトン・未貴
739-23 生まれたる家はもう無き枇杷の花 ヤチ代 4 泥亀・こひつじ・クリトン・越冬こあら
739-24 わたむしのように脱力してみるか 未貴 3 順之介・ゐてふ・亜紀
739-25 散紅葉飛ばして走るバイクかな クリトン 1 ゐてふ
739-26 七五三写真選びの消去法 -
739-27 買ひし時の熱よ積読本寒し らくだ 1 亜紀
739-28 セーターの色褒められしランチタイム 順之介 2 泥亀・ヤチ代
739-29 待ち合わせ店頭ポインセチア赤 未貴 1 越冬こあら
739-30 ライオンの檻にもつれる冬の蝶 泥亀 1 こひつじ
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