第 740 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和3年12月12日
兼題:「障子」、「湯ざめ」、「無」 ※「無」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
740-01 通販の送料無料クリスマス ヤチ代 2 泥亀・こひつじ
740-02 自営業の無い物ねだりボーナス日 -
740-03 家計簿の収支合はせて湯冷めかな こひつじ 2 らくだ・クリトン
740-04 湯ざめして慌てて風呂の火をともす -
740-05 呪文めく「湯ざめすっがら早ぐねろ」 順之介 4 ゐてふ・亜紀・こひつじ・クリトン
740-06 仏壇と神棚の在る白障子 ヤチ代 4 らくだ・亜紀・未貴・越冬こあら
740-07 てにをはを決めかねてゐる湯ざめかな 未貴 6 ゐてふ・らくだ・ヤチ代・こひつじ・クリトン・順之介
740-08 きょうだいの器用不器用白障子 未貴 2 ヤチ代・越冬こあら
740-09 ポケモンのタスク完了して湯ざめ ヤチ代 1 亜紀
740-10 ふと猫と目があう雪見障子かな らくだ 1 泥亀
740-11 古障子今年はそのまま置いておく -
740-12 ショパン聴く窓に落葉の貼り付いて -
740-13 湯冷めして寂しき思いそこはかと 泥亀 2 未貴・越冬こあら
740-14 大福のなかに果物白障子 順之介 2 ヤチ代・越冬こあら
740-15 障子越し笑い声聞く八度五分 越冬こあら 4 ゐてふ・らくだ・亜紀・クリトン
740-16 無秩序に後悔溜る十二月 越冬こあら 2 未貴・順之介
740-17 障子から覗くおっ母あ色っぽい -
740-18 湯ざめして予想通りのエンディング 越冬こあら 3 ゐてふ・亜紀・ヤチ代
740-19 無住なる銀杏落葉の幻住庵 泥亀 3 こひつじ・未貴・順之介
740-20 障子開く音の小さし夜明け前 亜紀 2 泥亀・順之介
740-21 乳欲し障子震わせ泣く赤子 -
740-22 綿虫や無重力のごと宙を飛ぶ -
740-23 板の間や湯ざめ用心忍び足 ゐてふ 1 泥亀
740-24 迷い無き光を放ち冬三日月 順之介 1 未貴
740-25 抽斗の中の無秩序冬うらら 亜紀 3 泥亀・ゐてふ・越冬こあら
740-26 十二月八日雲一つ無き空曇る ゐてふ 2 こひつじ・順之介
740-27 書いて消しているうち無季となる俳句 らくだ 1 クリトン
740-28 謎解きが終わらないから湯冷めする らくだ 1 ヤチ代
740-29 北側の自室に戻る湯冷めかな -
740-30 八手咲くはなまるといふ無点あり 未貴 1 らくだ
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