第 762 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和4年10月16日
兼題:「朝寒」、「吊し柿」、「石」 ※「石」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
762-01 朝寒の茶柱が立つ湯呑かな ヤチ代 1 らくだ
762-02 石仏に陽の温みあり曼殊沙華 泥亀 2 こひつじ・ゐてふ
762-03 鍵っ子の石蹴り帰る秋の暮 ゐてふ 4 こひつじ・順之介・クリトン・越冬こあら
762-04 朝寒の鏡を拭いて誕生日 順之介 4 こひつじ・亜紀・未貴・越冬こあら
762-05 病窓のハンドメイドの吊し柿 -
762-06 秋日和河原で石を立てるひと らくだ 3 ヤチ代・クリトン・泥亀
762-07 うつくしき万有引力吊し柿 -
762-08 吊しにせよと知らぬ老婆が柿をくれ -
762-09 吊し柿帰省手当は月一回 -
762-10 里山の軒を明るく吊し柿 亜紀 3 らくだ・こひつじ・クリトン
762-11 秋しぐれ石膏像も息吐くか 未貴 2 らくだ・亜紀
762-12 朝寒や背中合はせで目覚めけり こひつじ 2 ヤチ代・順之介
762-13 朝寒の診療所まだ門扉閉じ クリトン 1 未貴
762-14 声出して笑ふことあり石榴の実 ヤチ代 3 亜紀・未貴・ゐてふ
762-15 朝寒の肩知らぬ間に力みをり らくだ 5 ヤチ代・順之介・クリトン・泥亀・ゐてふ
762-16 暮の秋料亭迄は石畳 -
762-17 軽石でけずる秋思の踵かな こひつじ 2 らくだ・越冬こあら
762-18 三ヶ月ぶりの面会吊し柿 らくだ 1 順之介
762-19 朝寒の大平原を行くリュック 亜紀 1 クリトン
762-20 秋雪に舞い上がりたる大都会 -
762-21 朝寒や一枚脱いで昼帰る -
762-22 秋うらら仲間と登る高見石 -
762-23 敷石の角の丸みや後の月 亜紀 4 ヤチ代・泥亀・未貴・越冬こあら
762-24 朝寒や葉脈の濃き鉢のもの 未貴 2 ヤチ代・ゐてふ
762-25 吊し柿「さやうなら」とある母の文 -
762-26 駅裏のちさきホームの吊し柿 泥亀 1 未貴
762-27 踏み台に乗るは夫や吊し柿 ヤチ代 1 泥亀
762-28 朝寒や時差出勤の顔馴染 越冬こあら 2 順之介・亜紀
762-29 日を重ねいのち飴色つるし柿 未貴 6 らくだ・こひつじ・泥亀・亜紀・越冬こあら・ゐてふ
762-30 松手入根元にそっと丸い石 -
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