第 766 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和4年12月11日
兼題:「枯蔓」、「のっぺい汁」、「足」 ※「足」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
766-01 枯蔓やコンクリ塀に陽が落ちる ゐてふ 2 クリトン・亜紀
766-02 枯かずら歳の分だけ友は減り 越冬こあら 3 こひつじ・クリトン・未貴
766-03 足を組む癖や終電暖房車 こひつじ 1 泥亀
766-04 枯蔓に覆われ多分ガードレール らくだ 1 ヤチ代
766-05 足るを知る日々でありけり冬帽子 亜紀 2 こひつじ・越冬こあら
766-06 のつぺい汁かさこそ踊る落し蓋 -
766-07 枯蔓の垣そのままに暮にけり -
766-08 方言のんだんだだっちゃのっぺ汁 未貴 4 らくだ・こひつじ・ヤチ代・亜紀
766-09 のつぺい汁胡坐に孫の寝顔かな ヤチ代 2 らくだ・順之介
766-10 足湯するだけのプチ旅冬紅葉 未貴 4 らくだ・こひつじ・亜紀・越冬こあら
766-11 売り家の旗に枯蔓巻き付いて クリトン 2 らくだ・泥亀
766-12 のっぺい汁お腹がきゅうと鳴りにけり 順之介 3 らくだ・ヤチ代・未貴
766-13 白壁を掴んで離さぬ枯れし蔦 -
766-14 逆立ちの足受く友を小春風 ヤチ代 1 越冬こあら
766-15 両手鍋どんと置かれてのつぺい汁 亜紀 1 こひつじ
766-16 枯かずら細くも永き縁かな 未貴 3 クリトン・ゐてふ・越冬こあら
766-17 のっぺい汁お玉で味見いたしけり こひつじ 1 ヤチ代
766-18 のっぺ汁ポンと膝打つ三太夫 越冬こあら 2 順之介・未貴
766-19 水洟を啜る我ただ足るを知る -
766-20 枯蔦の幽かな音をたてにけり ヤチ代 2 順之介・クリトン
766-21 話し込むのっぺい汁の冷めまで -
766-22 色気とは無縁のままにのっぺい汁 らくだ 2 ヤチ代・未貴
766-23 枯蔓やゆっくり止まるまで伸びて 順之介 2 泥亀・ゐてふ
766-24 洗い場で暫し労う足の冬 -
766-25 足跡を一途に辿る兎狩 -
766-26 短足の子犬と散歩息白し クリトン 3 泥亀・亜紀・ゐてふ
766-27 枯蔓のフェンスにしがみつきにけり こひつじ 2 順之介・クリトン
766-28 日短し疲れのたまる足の裏 らくだ 4 順之介・泥亀・未貴・越冬こあら
766-29 足つぼを圧され悶絶十二月 順之介 1 ゐてふ
766-30 貰いもの足して今宵ののっぺい汁 クリトン 2 亜紀・ゐてふ
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